2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
26301003
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
今中 哲二 京都大学, 原子炉実験所, 助教 (90109083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川野 徳幸 広島大学, 平和科学研究センター, 教授 (30304463)
竹峰 誠一郎 明星大学, 人文学部, 准教授 (40523725)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 広島・長崎 / ウィンズケール原子炉事故 / マーシャル諸島核実験 / セミパラチンスク核実験場 / チェルノブイリ原発事故 / スリーマイル島原発事故 / 福島原発事故 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は4月に代表者の今中、分担者の川野、竹峰に加えて、研究協力者の鈴木真奈美(明治大学)、進藤真人(市民環境研究所)、玉山ともよ(国立民族博物館)が参加し、当該年度の研究計画のためのミーティングを行った。ミーティングの結果、海外調査としては、川野と竹峰がカザフスタンのセミパラチンスク核実験場周辺の調査、今中、鈴木、進藤が米国スリーマイル島原発事故影響に関する調査を分担することになった。 川野と竹峰は8月にカザフスタンを訪問し、現地研究者の協力を得て、セミパラチンスク核実験周辺被曝者に対する補償制度の調査を行い、その結果を『広島平和科学』37巻に報告した。 今中と進藤は、『チェルノブイリ25年ウクライナ国家報告』の翻訳作業を行い、平成28年3月に、京都大学原子炉実験所のテクニカルレポート(KURRI-KR-5)として出版した 米国スリーマイル島の調査については、予定していた現地カウンターパートが病気になったりしたなどという事情により見合わせた。 国内調査としては、福島原発事故に関連して、今中が平成27年9月に南相馬市小高区川房地区と浪江町赤宇木地区、12月に川俣町山木屋地区、平成28年3月に飯舘村の放射能汚染状況調査を行った。また、今中と東北大学加齢医学研究所の福本学が世話人となって、平成27年8月に京都大学原子炉実験所において、『福島原発事故による周辺生物への影響に関する専門研究会』を開催し、そのプロシーディングスを京都大学原子炉実験所のテクニカルレポート(KURRI-KR-4)として出版した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
スリーマイル島原発事故調査については見合わせることになったが、プロジェクト全体としてはおおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、事故から30年のチェルノブイリ原発事故と事故から5年の福島第1原発事故に重点をおいた調査を行う。調査結果については随時ホームページ等で情報発信を行う。
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Causes of Carryover |
米国スリーマイル島原発事故の現地調査を実施する予定であったが、現地カウンターパートの病気など事情により見合わせとなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度に実施予定のチェルノブイリ事故現地調査や米国ウラン鉱山跡地の現地調査において使用する予定である。
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Research Products
(21 results)