2014 Fiscal Year Annual Research Report
インド・ブラジルの金型産業研究:技術形成・発展段階・競争力・他地域との比較検証
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26301024
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
馬場 敏幸 法政大学, 経済学部, 教授 (00359663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 隆広 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (60320272)
近藤 章夫 法政大学, 経済学部, 教授 (60425725)
兼村 智也 松本大学, 総合経営学部, 教授 (70367548)
折橋 伸哉 東北学院大学, 経営学部, 教授 (90364398)
苑 志佳 立正大学, 経済学部, 教授 (00308123)
田中 美和 神奈川大学, 国際経営研究所, 研究員 (50424833) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 経営・技術経営(MOT) / インド:ブラジル:日本:アジア / 部品・金型・裾野産業 / 自動車・家電・ITC産業 / 開発経済学 / 科学技術史 / 企業のグローバル展開 / 調達・サプライチェーン・GVC |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はブラジル調査を実施した。主な訪問地はサンパウロおよびその周辺地域と、リオデジャネイロ州ヘデンジェである。サンパウロでは外資系自動車メーカー二社の金型工場、金型教育機関のSENAI(全国工業訓練機関)、自動車部品・素材メーカー、金型・金型部品メーカーなどを訪問した。ヘデンジェでは日系自動車メーカー、自動車部品・素材メーカーを訪問した。またブラジルの金型および自動車産業の歴史的集積地であるサンパウロABC地域で地元工業会の要請の元、ブラジルと日中韓の金型国際競争力に関するフォーラムを開催した。 今年度の調査の主目的は、ブラジル金型産業の現状確認とブラジル金型現地ネットワークの形成であった。企業訪問では、ブラジル金型ユーザーの現地・海外からの金型調達状況および現地金型への評価状況の実態把握を行うことができた。またブラジル金型技術形成の歴史的過程についても確認することができた。金型教育機関訪問ではブラジル金型人材育成の過去からの経緯と実績および問題点について確認することができた。これまであまり明らかではなかったブラジル金型産業の実態把握について貴重な一歩を踏み出すことができたと考えている。 ブラジル金型現地ネットワーク構築については、ブラジル金型工業会会長や自動車企業および関連諸機関との面談により、有意義なネットワーク形成を行うことができた。次回以降の訪問調査では有力な金型集積地であるパラナ州クリティバやサンタカタリナ州ジョインビレの地場企業の紹介もしていただけることになった。サンパウロについてもネットワーク構築をした地元自動車企業よりさらに金型関連企業を紹介していただけることとなった。 今年度の研究業績発表はブラジル・インドとの比較評価を行う中国や韓国および日本などアジア諸国が中心であった。2015年度にはブラジル調査の結果を整理分析し、積極的に発表していきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はブラジル調査を実施した。インド調査実施予定年であったが、インドの政権交代による影響でインド調査を平成27年度に繰り越しし、平成27年実施予定であったブラジル調査を前倒した。平成26年度と平成27年度の調査計画が入れ替わったが、研究実績概要に詳述したとおり、ブラジル調査ではブラジル金型産業の概要把握と現地ネットワーク構築を行うことができており、研究自体は円滑に進行している。 ブラジルについては、今年度に金型3大集積地のうちの一つサンパウロ州について調査を行うことができた。インドについては次年度以降の調査開始となる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は研究発表と第一回インド現地調査が主要な二本柱となる。これまでの研究代表者のインド訪問調査により日系企業を中心としたインドの金型調達状況および金型評価についてはある程度把握済みであるため、今回はインド地場企業を中心とした金型産業調査を実施したいと考えている。このため、9月に実施予定のインド現地調査に先立ち、6月に歴史的にインドとつながりの深いイギリスの自動車会社社長訪問を予定している。また、インド・ブラジルとの比較のための日本金型企業調査もいくつか予定している。 研究発表については、調査で得られた内容を適宜開催予定の研究会で深め、国内・海外の学会での発表、研究雑誌での発表を計画している。また、今年度中に本科研専用のウェッブページ立ち上げを行いたいと考えている。
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Causes of Carryover |
ブラジル現地調査に参加できない研究者が複数名いたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年度は夏期インド現地調査に加え、2016年2月末に第二回目のブラジル現地調査を行う予定である。
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Research Products
(11 results)