2017 Fiscal Year Annual Research Report
Detection of Oceanic Plateau magmatism lasting for ~100 million years
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26302010
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Research Institution | National Museum of Nature and Science, Tokyo |
Principal Investigator |
佐野 貴司 独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, グループ長 (40329579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 晃 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (20524507)
Tejada Maria・L・G 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球内部物質循環研究分野, 研究員 (40598778)
中西 正男 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (80222165)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 火山 / 岩石・鉱物・鉱床学 / 地殻・マントル物質 / 地球化学 / 固体地球科学 / 地質学 / 地球・惑星内部構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度はシャツキー海台を主な研究対象とした。シャツキー海台南部をつくるタム山塊は、地球上で最大の火山であることが判明している。この火山のサイズは太陽系で最大のオリンポス火山(火星)の大きさに匹敵する。タム山塊上には無数の火口があり海山を形成しているが、その詳細は不明であった。そこで8月から9月にかけて、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究船「かいれい」を用いて、タム山塊上の海山の調査を行った(KR17-13航海)。本科研費の多くは、この航海のための旅費、運送費、物品費(リードワイヤー、ハードディスク、データ解析用アプリケーションソフト等)に使用した。海底地形を詳細にマッピングした結果、円頂丘、ギョーなど、タム山塊の南斜面には様々な形の火口が存在することが分かった。また、4地点でドレッジを行い、2地点でマンガン団塊を採取した。また、少量の浮遊してきた軽石なども回収された。マンガン団塊の中には中心部に火山岩を含むものもあり、これらは海山をつくる溶岩の欠片と推定された。 平成29年度予算の一部は、平成27年度と28年度にオントンジャワ海台から採取した火山岩の40Ar-39Ar年代測定をオレゴン州立大学で行うための費用としても使用した。また平成28年度に採取した火山岩の整理、記載、全岩化学組成分析を終了させた。本年度予算の一部は、これに必要な消耗品の購入にも充てた。 さらに、本年度は本研究の最終年度であるため、これまでのオントンジャワ海台とシャツキー海台を対象とした研究のレビューを行い、論文としての公表も行った。また一般向け図書として講談社ブルーバックスから「海に沈んだ大陸の謎:最新科学が解き明かす激動の地球史」を出版し、巨大海台について紹介を行った。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Clinopyroxene and bulk rock Sr-Nd-Hf-Pb isotope compositions of Raivavae ocean island basalts: Does clinopyroxene record early stage magma chamber processes?2018
Author(s)
Miyazaki, T., T. Hanyu, J.-I. Kimura, R. Senda, B. S. Vaglarov, Q. Chang, Y. Hirahara, T. Takahashi, H. Kawabata, T. Sato,
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Journal Title
Chemical Geology
Volume: 482
Pages: 18-31
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Collision-induced post-plateau volcanism: evidence from a seamount on Ontong Java Plateau2017
Author(s)
Hanyu, T., M. L. G. Tejada, K. Shimizu, O. Ishizuka, T. Fujii, J. -I. Kimura, Q. Chang, R. Senda, T. Miyazaki, Y. Hirahara, B. S., Vagalov, K. T., Goto, A. Ishikawa
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Journal Title
Lithos
Volume: 294-295
Pages: 87-96
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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