2016 Fiscal Year Annual Research Report
Research on the medicinal resources in Indonesia
Project/Area Number |
26305005
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
塚本 佐知子 熊本大学, 大学院生命科学研究部, 教授 (40192190)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 薬用資源 / 調査研究 / 海洋生物 / 植物 / 微生物 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究代表者は、インドネシアにおける薬用資源の調査研究を2006年以来行ってきた。そして、研究室で各種スクリーニングを行い、医薬シーズを探索してきた。 研究室で行っているアッセイ系は、(1) ユビキチン-プロテアソームシステムに対する各種阻害作用(ユビキチン活性化酵素E1、ユビキチン結合酵素E2(Ubc13)、ユビキチンリガーゼE3(Mdm2)、脱ユビキチン化酵素(USP7))、(2) がん細胞増殖抑制作用、(3) 破骨細胞分化抑制作用、(4) 抗菌作用、(5) マクロファージ泡沫化抑制作用などである。 平成28年度は、本研究の総まとめとしてスクリーニングでヒットしたサンプルからの生物活性物質の精製と構造決定、活性評価を精力的に行い、2報の原著論文と7件の学会発表(そのうち2件が招待講演)により報告した(「13. 研究発表」参照)。1報目の原著論文では、海綿Spongia ceylonensisから単離した新規ジテルペンceylonins A-Fの構造決定と破骨細胞分化抑制作用について報告した。構造は、NMRスペクトルと計算化学に基づき、絶対立体配置も含めて決定した。2報目の原著論文では、海綿Petrosia alfianiから単離した16種類の新規キノン誘導体について構造決定を行い、脱ユビキチン化酵素(USP7)の阻害作用について報告した。さらに、2報がリバイス中で、3報の論文を執筆中である。合計7報の論文を薬用資源で分類すると、海綿が5報、群体ボヤが1報、植物が1報である。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)