2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a data stream management system using special hardware assistance
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26330061
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
吉永 努 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (60210738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉見 真聡 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (00548000)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | データストリーム処理 / リコンフィギャラブル計算 / FPGA / 専用ハードウェア / 結合演算 / スライディングウィンドウ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度の研究成果は以下の通りである. 1.高速・低電力なストリーム処理用ハードウェア開発: 27年度までにFPGA実装したスライディングウィンドウを用いた結合演算処理ハードウェアを複数FPGAボード対応に拡張した. 2.クエリコンパイラの開発: ユーザがビッグデータ処理アプリケーションで使用するクエリプランをSQLで入力し,これをFPGAで実行するためのハードウェア設計情報を出力するためのクエリコンパイラを開発し,実験用クエリTPC-Hへ対応した. 3.マルチノード支援ソフトウェア開発: ネットワーク結合した複数FPGAボード搭載ホストでストリーム処理を実行支援するためのシステムソフトウェアTAMAMOを開発した.TAMAMOは,各ホスト上にデーモンプロセスを常駐し,FPGAボード間のデータ通信やデータ通信経路上のFPGAでの演算を指示する関数を提供する. 4.結合演算性能: 上記1で開発した結合演算ハードウェアモジュールを搭載するアバールデータ社製APX7142FPGAボードを実装したホストを4ノードネットワーク結合し,ストリームデータ結合演算の性能を測定した.ウィンドウサイズを4096タプル/ノードとした場合,開発したハードウェアはソフトウェア実行した場合に比べて約9.2倍のスループット,58倍の電力当たり性能を達成した.また,電力当たり性能はノード数を増やす程大きくなることが分かった. 5.集約演算性能: 開発した集約演算ハードウェアモジュールをAPX7142FPGAボードに実装してストリームデータ集約演算の性能を測定した.FPGA実行は,ウィンドウサイズを大きくしても約63.5メガタプル/秒のスループットを維持することを確認した.一方,ソフトウェア実行では,通信プロトコル処理がボトルネックとなり1メガタプル/秒未満の性能となった.
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Research Products
(4 results)