2018 Fiscal Year Annual Research Report
Maintaining high-accurate software traceability using language-independent/hash-based/line-based tracers.
Project/Area Number |
26330077
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
権藤 克彦 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (50262283)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ソフトウェア保守 / ソフトウェア追跡性 / 追跡子 / ハッシュ値 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は追跡性に関する応用技術あるいは関連技術として,主に以下の研究を行った. ・電子画像データに埋め込む追跡子 RIC (robust index code)に対して,昨年までに提案実装した電子画像データ中に埋め込む追跡子としてRIC (robust index code)をさらに改良し,画像劣化が大きい場合の補助手段として,画像のヒストグラムを用いる手法を提案し,実験的にその有用性を示した. ・追跡性が確保されていない場合の補完技術として,プログラムコード中のコメントを解析する技術を提案実装し有用性を評価した.具体的には,コメントを11種類に分け,決定木ベースの分類器を実装した.予備実験では説明的なコメントを60%の適合率,80%の再現率で抽出できた. ・マルチスレッドプログラムのデータ競合バグを効率よく並列に検知する手法を提案した.具体的には各検査スレッドのメモリアクセスを追跡することで,オフラインでアクセス数を平滑化し,予備実験でParallel FastTrackに比べて37%オーバーヘッドが減ることを示した. ・近年大きな問題となっている脆弱性であるUse-After-Freeを動的に高速かつ正確に検証する方法を提案実装した.この手法はバイナリコードを対象としており,追跡性技術の一種であるバイナリレベルの検査コード挿入の手法を用いている.
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