2015 Fiscal Year Research-status Report
センサネットワークにおけるセンサデータの自己修復に関する研究
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26330098
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
鄭 顕志 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (40434295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本位田 真一 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (70332153)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | センサデータ / 自己修復 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は,平成26年度に構築した集中型のセンサデータ自己修復手法をベースに,自己修復手法の分散処理化を行った.各センサノード毎に近隣ノードの情報を集め,個別にエラー検知,分類,除去が行えるよう手法を拡張した.具体的には,k-means++法とDynamic Time Wrapping法を組み合わせて,近隣ノード間でのデータ比較に基づくエラー検知,分類,除去を行う.また,kの値を調整することによる精度とオーバヘッドのトレードオフ関係の分析を行った. 加えて,Intel Labデータセット等のオープンなセンサデータセットや,オランダGroningen大学のスマートビルディングから得られたデータセット,スペインサンタンデール市のスマートシティプラットフォームから得られたデータセットを用いて性能評価の予備実験を実施し,提案手法の有効性を評価した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り,平成27年度までに達成すべき分散型のセンサデータ自己修復手法の構築が完了し,所定の目標を達成することができた.従って研究は計画通りに順調に進展しているといえる.
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度の進捗が予定通り進んだため,平成28年度では当初の計画通り,実証実験を行い,提案手法の有効性を評価する.
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Causes of Carryover |
論文誌の採択が予定より遅れ,論文誌の掲載額が平成28年度に持ち越しとなった.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度に予定していた論文誌の掲載料を,平成28年度に処理することとする.
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