2014 Fiscal Year Research-status Report
多種多様な通信プロトコルを活用する情報配信・収集システムに関する研究
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26330104
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
桝田 秀夫 京都工芸繊維大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90304063)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | メッセージングサービス / 無線LAN |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,阪神淡路大震災や東日本大震災のような大規模災害時を想定し,ある組織の構成員の状況を集めることを念頭においた情報の収集活動の実施ができる環境を構築することである. 本年度は、まず,私信配送基盤システムとして,NNTP (Network News Transfer Protocol, RFC3977) に基づくネットニュースシステムを活用する方式について、記事の暗号化の為の鍵交換の仕組みを公開鍵暗号システムを元にした実装を行った。その上で実験環境を構築した結果を成果投稿したが、不足点が指摘され採録には至らなかった。 また、複数の通信手段を併用して頑強性を向上させるシステムに関しては、事前の研究成果を整理し、汎用化を試みた設計結果を発表した。「災害時の利用を想定した複数の通信手段を併用するメッセージングシステムの提案」(2014/12)、「電子メールUIを有するロバストなメッセージングシステムの検討」(2014/12) さらに、災害時には、キャリア系のインターネット接続性自体が損傷を受ける可能性が高いため、大学のような比較的強力なインターネット接続環境を持つところが、一時的にシステムを開放することで、インターネットへのアクセス手段を増やすことも考えるべきである。 その前段階として、利活用できる組織内に散在している無線LAN APの情報を集約しておくためのシステムを考案し、その結果を発表した。「既知APの信号強度と位置情報を利用した組織内における未知AP探索システムの提案と評価」(2015/03)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成26年度の実施計画では、まず,私信配送基盤システムとして,NNTP (Network News Transfer Protocol, RFC3977) に基づくネットニュースシステムを活用することを考える予定であった。 この部分の成果については、発表にはこぎつけなかったが、コメントを貰うことができている。 さらに、組織内の無線LANインフラの活用についてもあわせて考えるべきという点について、成果が出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、当初の計画通り、複数のサーバ間で情報を同期させることを目的とし,複数のプロトコルを同時並行で利用することによって冗長性を高めた仕組みの構築を目指す. また、あわせて組織内の無線LANインフラの具体的な活用方法についても検討を進める。
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Research Products
(3 results)