2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Development of Preference Information Presentation System with Integration between Human Image and Big Data Analysis
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26330118
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小柳 惠一 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科・センター), 教授 (20367171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 健 諏訪東京理科大学, 経営情報学部, 講師 (90546251)
澤野 弘明 愛知工業大学, 情報科学部, 准教授 (10609431)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 嗜好情報 / インターネット履歴情報 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は,画像解析結果を利用したビッグデータ解析による情報収集方法を明らかにすることである.この目的を解決するために,最終年度では,2つの嗜好情報の抽出に関する検討を行い,システム構築,評価を行なった.
(1)嗜好情報の抽出方法の提案 インターネット媒体の場合は,ショッピングサイトで埋め込まれたクッキーを解析して広告を提示されることが多いが,必ずしもユーザが「次に」欲しい物品とは限らない.例えば,布団を購入したのに,布団の広告を提示したとしても購買意欲向上には繋がらない.そこで,ショッピングサイトのクッキー以外の嗜好情報を取集することが求められる.実験の結果,投稿記事から抽出したキーワードによって広告カテゴリを提示することができた.一方で,記事中で否定的なコメントが含まれている場合,広告効果と相反する結果が示された.具体的には「ビジネスソフトがうっとうしい」のようなコメントでは,ビジネスカテゴリとコンピュータ技術カテゴリの広告が提示されないことが望ましい.そのため,解析する投稿記事の件数とキーワードに対する重み付け方法の改善や,写真添付枚数からの肯定的な意見の判別が今後の課題である. (2)インターネット履歴を活用した行動予測 実世界でのビッグデータを蓄積することができない研究代表者らは,利用者の行動パターン履歴を取得する手法を提案した.この手法では,ショッピングサイトだけでなく,ユーザのインターネット上のcookie履歴から,ページコンテンツの特徴をニューラルネットワークを用いて分析するることでユーザの行動パターンを予測する手法である.現在評価を行なっている途中であるが,インターネットマーケティング手法としては有効であり,cookie履歴のパターンを多く蓄積することで適応できる分野を拡大できると考える.
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Research Products
(18 results)