2014 Fiscal Year Research-status Report
ピクトグラムを用いたプログラミング教育に関する研究
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26330140
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
伊藤 一成 青山学院大学, 社会情報学部, 准教授 (20406812)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ピクトグラム / プログラミング |
Outline of Annual Research Achievements |
HTML5やCSSおよびJavaScriptを使ったプログラミングをピクトグラムを題材に,体感的に学習するためのコンテンツとしてのGOSEICHO(5成長)を実装した.GOSEICHOでは,HTML5,CSS,JavaScriptとモバイル機器利用リテラシを相補的に学習する機能を持たせることで,プログラミングと情報リテラシーを同時に学習できることを目標としている.GOSEICHOでは,1.学術コミュニティ毎の「ご清聴」スライドへの認識の違い,2. 「ご清聴ありがとうございます」という言葉の意味から発生する認知的不協和.3. ピクトグラムはその抽象度の高さから自分自身や本人に関わる人物事物と同一視する効果の3要素を取り入れている.GOSEICHOはソースコードの分量が比較的少ない単一ファイルながらもHTML5の新機能を網羅しており,これを利用して,効率よく学習できるのが特徴である.またGOSEICHOでは人型のピクトグラムを情報提示やインタラクションに利用して,利用者の持つ知識や状況,能力により具体的な人物を想起つつ情報機器利用に関するリテラシーを醸成する.GOSEICHOは端末自体を裏返し,傾きセンサーの値を変化させることで利用不可能状態にするため,GOSEICHOは本来,スマートデバイスでの利用だけを想定していたが,デバイス特性の異なるPCでも利用可能とするためにいくつかの機能を実装した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実装を優先させたため,予備実験がまだ行なわれていないため.
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Strategy for Future Research Activity |
27年度は,引き続き26年度に開発したシステムの拡張および評価実験を優先的に行なうこととする.対象年代が高いため,研究計画で提示している初等中等教育向けのプログラミング学習の教材や手法については研究支援者を雇用し対応する.
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Causes of Carryover |
実験評価に係る人件費および開発を補助する人件費を27年度に移したため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度は実験,開発補助のための人材を雇用するため,人件費に次年度使用額分を当てる.
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