2014 Fiscal Year Research-status Report
ステレオビジョン用グラフカットのFPGAによる高速化
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26330148
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
小栗 清 長崎大学, 工学研究科, 教授 (80325670)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | コンピュータビジョン / ステレオビジョン / エネルギー最小化 / グラフカット / GPU / FPGA |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主にステレオビジョン用グラフカット処理の高速化をFPGAではなくGPUを対象として進めた.私が使用しているステレオビジョン用グラフでは,ビジョン用のグラフカットプログラムとして良く知られているBKプログラムに対し,94倍の性能向上を達成した.また並列処理を生かせる新しいグラフカットアルゴリズムを考案し,Wave Front Push Pull法と名付けた.94倍の性能向上でもまだリアルタイム処理には遠く,GPUでの並列グラフカット処理の知見を元に来年度はFPGA上での高速グラフカット回路の実現を目指す.またこのために本年度はFPGAボードを開発するか,あるいは既製品を使用するかの検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
単一GPUによる性能向上は通常20倍以下であり,94倍の性能向上は新開発のアルゴリズムの効果である.並列処理を生かせるグラフカットアルゴリズムには大きな価値があるものと思われる.
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Strategy for Future Research Activity |
予定通りFPGAによる高速並列グラフカット回路の実現を目指す.
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Research Products
(1 results)