2014 Fiscal Year Research-status Report
音声とマルチタッチによるマニピュレータ操作の入力方式
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26330234
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
岡 哲資 日本大学, 生産工学部, 准教授 (00282921)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | マニピュレータ / インタフェース / 音声 / マルチタッチ / ジェスチャ / マルチモーダル / 入力 / 操作 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、実験用ハードウェアの整備、既存のインタフェース(キーパッド)によるマニピュレータの操作の観察・分析、インタフェースの基本設計、プロトタイプインタフェースの開発と初期評価、初期評価に基づいたインタフェースの改良を行った。実験用ハードウェアは、7自由度マニピュレータ、1自由度リフト機構、プロジェクタ台、タッチスクリーン式ノートPC、ヘッドセット、スピーカを組み合わせて実現した。これにより、ソフトウェアを開発すれば、さまざまなマニピュレータ操作インタフェースが評価できるようになった。既存インタフェースによる操作の観察によって、初心者にとって難しい操作、覚えにくい操作、継続的使用者にも難しい日常作業を特定した。インタフェースの基本設計では、音声とタッチを組み合わせたモードの切替え方、各モードにおける指スライド入力の用い方、タッチ点数による動作速度の変更方法、ハンドの開閉と回転のためのマルチタッチジェスチャ、音声とタッチを組み合わせたショートカットをそれぞれ考案した。この案に基づいて、プロトタイプシステムのソフトウェアを開発し、初心者と熟練者による初期評価を行った。その結果、プロトタイプの有用性と改良点を含むいくつかの重要な知見が得られた。得られた知見の一部は、第47回日本大学生産工学部学術講演会、10th ACM/IEEE International Conference on Human-Robot Interaction (HRI2015)、第77回情報処理学会全国大会で発表済みである。さらに、初期評価の結果を踏まえて、モードの追加、動作速度の変更、ジェスチャ認識モジュールの改良、システムからユーザへの音による情報伝達の追加などを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、平成26年度中にハードウェアの構築、既存のインタフェースによるマニピュレータ操作の観察と分析、プロトタイプの基本設計と各ソフトウェアモジュールの開発までを行うことになっていた。実際には、ソフトウェアモジュールを統合したプロトタイプでの初期評価を行った上で、プロトタイプを改良した操作インタフェースを開発することができた。これによって、平成27年度の早い時期に、初心者によるインタフェースの評価が行える。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、現在までに開発したインタフェースを初心者によって評価し、その実用性、有用性、使いやすさ、操作方法の習得しやすさ、改善すべき点と既存のインタフェースに対する優位性を明らかにする。次に、継続的使用者による評価を幅広い日常作業に対して行う。さらに、難しい日常作業の容易化と作業時間の短縮のため、モード、ショートカット、およびマルチタッチジェスチャの追加によるインタフェースの拡張を行い、初心者と継続的使用者による評価を行う。
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Causes of Carryover |
海外旅費として使用予定であったが、物品費が予定額を超えたため、旅費を学内予算から支出することとした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度、成果発表の海外旅費として使用する計画である。
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Research Products
(3 results)