2015 Fiscal Year Research-status Report
音声とマルチタッチによるマニピュレータ操作の入力方式
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26330234
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
岡 哲資 日本大学, 生産工学部, 准教授 (00282921)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | マニピュレータ / インタフェース / 音声 / マルチタッチ / ジェスチャ / マルチモーダル / 入力 / 操作 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、前年度の成果に基づいて音声とマルチタッチによるマニピュレータ操作インタフェースの設計、実装、評価を行った。最初に実現・評価したのは、「水平移動」、「垂直移動」、「向き変更」の3つの操作モードを音声入力で切替え、「スライド」、「回転」、「拡大」、「縮小」の4種類のジェスチャでロボットハンドの平行移動、回転、開閉を行う操作インタフェースである。マニピュレータの動作速度は、タッチパネル上のタッチ点数の増減によって変更できる。システムのテストと調整を行った後、20人の初心者による評価を行った。この評価では、実現したインタフェースの操作方法は覚えやすく、初心者でも快適かつ容易に操作できるという結果が得られた。しかし、初心者では、操作モードの変更が頻発しやすいことから、既存のインタフェースであるキーパッドと作業時間に差がないという結果も同時に得られた。この結果を踏まえ、操作モードの頻繁な切替えが不要な新たなインタフェースを設計し、実装した。このインタフェースでは、「2本指スライド」によってハンドを上下に移動することができる。また、音声入力によって、ハンドの向きを変更できる。さらに、ジェスチャの大小でマニピュレータの動作速度を指定することができる。本インタフェースを前述のインタフェースを使用した20人のうち、8人で評価したところ、作業時間が大幅に短縮されることが確認された。また、熟練者でも音声によるモード切替えが不要になることで、作業時間が短くなることを確認した。しかし、操作の容易さにおいて、前述の3操作モードのインタフェースよりも劣っていることも確認された。そこで、上記の二つのインタフェースの良い点を合わせ待ち、弱点を解消したインタフェースを設計し、開発に着手した。初心者と継続的使用者によるこのインタフェースの評価を平成28年度に予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インタフェースの実装、評価を行い、覚えやすさと初心者にとっての操作の容易さにおいて既存のインタフェースに対する優位性を示した。また、モード切替えが少ないインタフェースを用いることで初心者の作業効率が向上することを確認した。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度では、これまでに得られた知見に基づく新しい操作インタフェースを完成させ、初心者、継続的使用者、熟練者による多面的な評価を行う。さらに、3年間の開発と評価の成果・知見に基づいて、操作方法の覚えやすさ、操作と作業の容易さ、作業効率を考慮した音声とマルチタッチに基づくマニピュレータ操作インタフェースのデザインを提示する。
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Causes of Carryover |
成果発表のスケジュールを考慮し、次年度の旅費および学会参加費に使用することとした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
成果発表の旅費と学会参加費に使用する。
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Research Products
(2 results)