2015 Fiscal Year Research-status Report
代替現実感システムを利用した深い没入感を有する訓練システムの構築
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26330237
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
田村 祐一 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (50311212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅谷 智弘 甲南大学, 知能情報学部, 准教授 (10397630)
中村 浩章 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (30311210)
久米 健次 奈良女子大学, その他部局等, 名誉教授 (10107344)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 訓練支援 / ジェスチャー認識 / SingularSpectrumAnalysis / Head Mounted Display / バーチャルリアリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は手の解析の検討を主に進めた.Key frameを抽出する手法としてはSingular Spectrum Analysisを用いた.Singular Spectrum AnalysisによるKey frame抽出は,設定パラメータが少なく,ユーザーが変わったときに調整するパラメータの数が少ないという利点がある.本検討にあたり,まずはデータグローブを用いた手の動き解析を行い,その有効性を確認した.次に,操作者に特別なデバイスを装着させずに動きを認識する方法を検討した.今回は,ユーザーの上半身の動きの把握と,手,さらには指の動きによる意図を認識する方法について検討を行った.具体的には,上半身の動きの認識にMicrosoft Kinectを用い,手・指の動き認識にはLeap Motionを用いた.本システムを利用することにより,行動変化のKey frameの取得を可能とし,Head Mounted Displayを装着した状態で,構成された映像空間の操作を可能とした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
28年度の段階で,ロボットを使った移動に対応した訓練システムの構築に着手している. そのため,計画以上に進展しているといえる.
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Strategy for Future Research Activity |
まずは移動に対応した訓練システムへの対応を行うとともに,実応用への準備にとりかかる予定である.応用システムの検討を行い,アンケート等によりフィードバックを得て,問題点を明確にしていく.
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Causes of Carryover |
研究者間会議を電子会議とするなど,旅費の節約に努めたため.また,旧来のPCをテストシステムに流用したため.また,実験用具であるHMDおよび移動装置の発売が当初予定より大幅に遅れ,29年度以降にずれ込んだため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は,発売がずれ込んでいたHMDシステムを複数導入する予定である.また,移動装置についても本年度発売されれば,購入の予定である.
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