2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of new evolutionary multi-criterion optimization approaches for very large scale combinatorial optimization problems and its solution analysis
| Project/Area Number |
26330269
|
|---|
| Research Institution | Muroran Institute of Technology |
|---|
Principal Investigator |
渡邉 真也 室蘭工業大学, 工学研究科, 准教授 (30388136)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 一紀 富山県立大学, 工学部, 准教授 (30388110)
廣安 知之 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (20298144)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
| Keywords | 進化型多目的最適化 / Nurse Scheduling Problem / Vehicle Routing Problem / 大規模組合わせ最適化問題 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である平成28年度の主な研究成果は，ナーススケジューリング問題（Nurse Scheduling Problem，NSP）において分枝価格法（Branch and Price）を適用し厳密解を導出した後に進化型多目的最適化を適用することで高品質かつ多様な解を効率的に導出するアプローチを確立したことである．この研究成果は，現在，英語論文誌へ投稿中である．また，もう1つの応用事例であるVehicle Routing Problem（VRP）に関しても，昨年度までに開発したアプローチ（FOCUS）のさらなる性能を目的とした改良メカニズムを開発し，一定の有効性を確認することができた．
そのほか，得られた非劣解に対する分析支援システムに関する研究では，ユーザの関心領域を視覚的に指定し，その領域に特化した分析を実現するアプローチを開発し，その成果をまとめたものを現在，論文誌へ投稿中である．
3年間の期間全体を通して，NSPおよびVRPといった組合わせ最適化問題に対してそれぞれ効果的なアプローチを開発することができ，すでに掲載が確定している分だけでも2本の論文誌，5本の査読付き国際会議に採択されるなど大きな成果を挙げることができた．また，非劣解の分析についても1本の論文誌，3本の査読付き国際会議に採択されるなどの成果を挙げることができた．このほか，本研究を通じて進化型多目的最適化における探索履歴を活用した新たな局所探索手法を確立することができ，1本の論文誌，1本の査読付き国際会議に掲載されるなどの成果へとつなげることができた．
|
