2016 Fiscal Year Research-status Report
ビッグデータの分析によるソーシャルメディアを利用した育児支援の方策に関する研究
Project/Area Number |
26330353
|
Research Institution | Kansai University of Social Welfare |
Principal Investigator |
井田 歩美 関西福祉大学, 看護学部, 准教授 (70549203)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪下 光 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (30223291)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 育児情報 / ソーシャルメディア / ビッグデータ / テキストマイニング |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は,ベネッセコーポレーションが管理・運営する日本最大女性口コミサイト「ウィメンズパーク」内にある乳幼児を育てる母親を対象にした7つの会議室(0~6か月児ママの部屋,7~11か月ママの部屋,1歳児ママの部屋,2歳児ママの部屋,3歳児ママの部屋,4歳児ママの部屋,5歳児ママの部屋,6歳児ママの部屋)での発言内容を分析し,学会発表,論文投稿することで,研究成果の公表を行った. さらに,乳幼児を育てる母親は,ソーシャルメディア上のコミュニティに参加し,他の母親の体験談や意見を聞くことで,自分の育児の参考としていることを明らかにした.同時に,ソーシャルメディアにより意見交換をすることは,母親が安心感を得られることにつながり,育児への意欲を高めていることが明らかとなり,育児支援に関わる専門職者として,インターネット上の母親のコミュニティを有効な育児支援へと活用していくことの必要性の示唆を行った.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究プロセスにおける進捗状況はおおむね順調であった.しかし,研究内容をふまえた研究成果の場を検討した際,適当と思われた学会の開催時期が2017年度であっため,研究期間延長をすることとなった.6月18~22日 カナダ トロントで開催される国際助産師連盟(International Confederation of Midwives:ICM)主催のTriennial Congressでのポスター発表が決定している.
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究課題における研究成果を海外学会で発表し,我が国だけでなく海外研究者からの反応はどのようなものか理解したいと考えている.同時に、一連の研究結果をまとめあげ、報告書を作成する予定である。
|
Causes of Carryover |
研究内容をふまえた研究成果の場を検討した際,適当と思われた学会の開催時期が2017年度であっため,研究期間延長申請を行い,2017年度へと繰り越しを行った.6月18~22日 カナダ トロントで開催される国際助産師連盟(International Confederation of Midwives:ICM)主催のTriennial Congressでのポスター発表が決定している.
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記,学会への参加費および渡航旅費を予算計上している.さらに,ポスター発表のための、英文校正とポスター作成を業者委託するための費用も必要となる.
|
Research Products
(4 results)