2014 Fiscal Year Research-status Report
習慣的探索を行う公共図書館利用者の館内行動:量的データ収集・分析手法の開発
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26330367
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Research Institution | Surugadai University |
Principal Investigator |
杉江 典子 駿河台大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (50383295)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 公共図書館 / 情報探索行動 / 図書館利用者 / 情報サービス / 位置情報 / RFID |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,公共図書館が用意する各種サービスや調べるための環境を,一般の利用者がどのように利用して求める情報に到達しているかを解明することを最終的な目標としている。今回の研究では,公共図書館利用者の情報探索行動に関する量的データの収集,分析方法を確立することを目的とする。 2014年度は、初年度にあたり、文献収集、専門家への聞き取り、機器についての情報収集などを行う予定であった。文献収集、専門家への聞き取りについては、おおむね予定通り実施することができた。また、ASIS&Tと日本図書館情報学会において研究発表を行い、類似する研究を行う研究者からの意見や、調査に関する情報を得ることができたことは、収穫であった。一方で、調査に使用する機器についての情報収集は、満足のできる成果を得ることができなかった。RFIDは、タグやアンテナの小型化は進んでいるものの、精度や応用分野に関して期待していたほど発展していないことや、データ収集のためのアプリケーションについての情報が得にくいことなど、調査の実施に関して必要な情報が不十分である。今年度はいくつかの業者に直接問い合わせを行うこと、RFIDだけでなく、位置情報取得に関する類似の技術についても情報収集を行うことを、年度前半に集中的に行い、できるだけ年度内の調査実施を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献調査や、専門家への聞き取りは、おおむね予定通りに行うことができた。一方で、調査に使用する機器についての情報収集は、満足のできる成果を得ることができなかった。RFIDは、タグやアンテナの小型化は進んでいるものの、精度や応用分野に関して期待していたほど発展していないことや、データ収集のためのアプリケーションについての情報が得にくいことなど、調査の実施に関して必要な情報が不十分である。新たな技術については、情報が得にくいものや、発展途上のものもある。
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Strategy for Future Research Activity |
機器に関する情報収集を、今年度前半に集中して行い、年度内の調査実施を目指す。必要に応じて、機器の取り扱い業者への問い合わせも行う。また、発展途上にある技術の利用については、研究協力等も視野に入れて、交渉する。
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Research Products
(4 results)