2016 Fiscal Year Annual Research Report
Time, Money, and Environmental Protection
Project/Area Number |
26340119
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
松本 茂 青山学院大学, 経済学部, 教授 (00330168)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アンケート調査 / 環境配慮行動 / 個票データ / 全国消費実態調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
家計の消費活動は環境に大きな負荷をもたらしているものの、世帯のライフスタイルの違いが環境負荷の発生状況にどのような差異をもたらしているかについて、これまで十分な調査が実施されてこなかった。この研究では、人々のライフスタイルの違いが環境負荷にどの様な差をもたらしているかを示すことで、家計の消費活動のグリーン化を促進するための課題を明らかにした。
全国消費実態調査の個票データの分析を通じて、世帯の所得構成や資産が家電の保有状況をどの様に決定づけているかを調べ、分析結果を International Journal of Energy Economics and Policy (Q2) に単著で掲載した。更に、同じデータを用いて、世帯の家電使用率に関しても分析を行い、分析結果を Energy Policy (Q1) に単著で掲載した。最終年度には、自動車利用と廃棄物の発生状況に関する状況について調査を行い、Waste Management (Q1) に共著4名の Corresponding Author として論文を掲載した。その他、現段階では環境科学会に共著者3名での論文掲載が決まっている。今後は、人々の時間の使い方と環境負荷の発生状況に関して実施した世帯調査の結果を分析し、時間配分が環境負荷に与える影響を調査する予定であり、分析結果は専門誌に掲載するつもりである。
なお、( )はScimago Journal & Country Rankのランキングである。
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