2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the ergonomics design system which considered time change
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26350034
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Research Institution | Hyogo Prefectural Institute of Technology |
Principal Investigator |
平田 一郎 兵庫県立工業技術センター, その他部局等, 主任研究員 (80470243)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 可視化システム / モニタリング / 義足ソケット / 荷重比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、初年度に開発した圧力センシングシステムを改良した。また、圧力センシングシステムの新たな活用方法として、大腿部義足ソケットの評価実験を実施した。圧力センシングシステムに関しては、これまでの実験や学会発表での情報をもとに、下記3点の改良を行った。 ・電源を外付けモバイルバッテリーから電池(単4x4)に変更し、ケース内に収納した。 ・計測画像を2枚撮影し、1画面で2枚の画像を同時に表示する可視化部とした。 ・圧力情報について、数値情報も表示する可視化部とした。 電源をケース内に収納可能にしたことにより、圧力センシングシステムのハードウェアが従来より持ち運びしやすくなった。その反面、同時接続可能なセンサ数を削減した(64チャンネルから24チャンネルに削減)。しかし、これまでの実験で、センサを20個以上同時に接続する機会が殆どないことを確認しているため特に問題はない。ソフトウェア(可視化部)に関しては、計測画像を2枚撮影することにより、初期撮影画像で隠れていた測定箇所を撮影して表示可能となった。また、これまで圧力情報はカラー表示に限定していたが、数値表示も可能となったため、センサのキャリブレーションが行いやすくなった。義足ソケットの評価実験では、これまでの圧力センサシートでは計測が難しかった部位を容易に計測することができ、比較実験がスムーズに行えることがわかった。これまで実施した研究内容について、日本デザイン学会、日本人間工学会、日本感性工学会、情報処理学会等で成果発表を行った。
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