2015 Fiscal Year Research-status Report
インタープロフェッショナルエデュケーションにむけた地域生活支援連携モデルの構築
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26350086
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Research Institution | Social Welfare Corporation Keiyukai (Institute of Elderly Housing Sciences) |
Principal Investigator |
絹川 麻理 社会福祉法人敬友会(高齢者住宅研究所), その他部局等, その他 (10561160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 登紀子 社会福祉法人敬友会(高齢者住宅研究所), その他部局等, その他 (20722507)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 地域 / 支援 / 在宅高齢者 / 在宅生活 / 連携 / インフォーマル支援者 / インタープロフェッショナルエデュケーション / 多職種連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画にある目標③「連携の事例把握を行う」にむけて、事業者によるサービス検討会議への参加を行い、実際の地域生活継続を支援する介護サービスの実態、ならびに、そのサービスに係る家族等インフォーマル支援者や地域の組織や住民との調整や連携にすいて事例の把握を行った。また、それらの事例について、アセスメント表、ケアプラン、連絡記録等の資料の文書調査を行い、本研究の目的である高齢者の住まいを基盤とした本人・家族等インフォーマル支援者を含む支援の連携について、データ抽出を行った。
また、住み慣れた地域における在宅生活の継続を希望し、新しいサービス(定期巡回サービス+生活支援サービス+相談サービス+食事サービス)を利用されている在宅要介護高齢者とインフォーマル支援者への聞き取り調査を行うべく、対象者の選定と打ち合わせ、アセスメント表、ケアプラン、サービス記録、連絡記録等の資料の確認、プレ調査を実施した。
調査対象者は計画より少ない人数とはなったが、約30名の協力を得られた。さまざまな身心機能にある属性の対象者を抽出することができた。調査の実施は、事業者、調査対象者の都合により、本年度内には行うことができず、次年度の4月から6月の実施となっている。聞き取り調査では、文書調査に基づいてデータ抽出を行った連携についての評価や改善点について聞き取りを行う内容を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度に計画していた目標②「IPEの教育コンテンツに含むべき事項の確認」(医療機関や地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、民生児童委員等への調査)は、具体的な連携事例をもって連携上の問題の現状の把握や重要な点の確認を行った方が有効と判断した。そのため、本年度に実施した目標③(連携事例の把握)と順序を逆にしている。そのため、前述の専門職への調査を計画していたアンケート調査ではなく、事例についての聞き取り調査に変更し、平成28年度に行う計画としている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、本年度に実施した連携事例の抽出、高齢者や家族の連携の実態への評価・課題の把握を経て、目標②「専門職への聞き取りによる連携上の重要性や問題の把握」ならびに目標④「多職種による連携モデルの検討」を行う。
目標④にむけては、目標②で対象とした連携事例に関わっている専門職ではなく、他の専門職を対象として、本研究でまとめた連携モデルの検討を行ってもらう。そこでは、目標④の対象である専門職が扱う事例と比較してもらうことで、連携モデルの客観的な検討を行ってもらう予定である。
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Causes of Carryover |
ソフトウエアーの購入、ならびに、高齢者・家族への聞き取り調査に係る旅費、謝金支払いが次年度に変更になったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
ソフトウエアーの購入、ならびに、高齢者・家族への聞き取り調査に係る旅費、謝金支払いを次年度に行う。
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Research Products
(2 results)