2016 Fiscal Year Annual Research Report
Influence of relationship between ideal body style and actual body style and food intake of lactating mother on nursing behavior
Project/Area Number |
26350155
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
廣瀬 潤子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (40381917)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 授乳 / 体型 / 体組成 / 食事 / 認識 |
Outline of Annual Research Achievements |
M市の母乳育児支援助産院に通院中の授乳婦に調査を依頼した。母子の基本情報とともに簡易型自記式食事暦法質問票による食事調査、体組成および体型計測、体型認識についてアンケート調査(Body Shape Questionnaireおよび体型について指導有無など)を行った。本研究課題は公立大学法人滋賀県立大学研究に関する倫理審査委員会の承認を受け実施した(第372号)。 調査期間は2014年5月から2016年10月までである。生後5か月までの単胎出産の授乳婦285名を解析対象とした。 体型よび体組成計測では、筋肉量は変化しなかったが、脂肪量とBMIが月齢とともに減少していた。妊娠中に体型や食事摂取についての指導の経験と授乳期の食事摂取量についての関係は、妊娠中に指導を受けると菓子類の摂取エネルギー量が有意に低値であった(p<0.01)。妊娠期推奨体重増加量の推奨量以上の場合に指導を受ける割合が高いことから、妊娠期に体型について指導を受けたことが授乳期にも影響していたと考えられる。初産婦と経産婦の比較では、食事摂取量および体型認識アンケート得点の差は認められなかった。 体型認識については、体で気になっている部分があると回答した割合は68%で、自分の現状の体型よりもやせた体型を理想としていた。Body Shape Questionnaireによる体型認識については、既に報告されている女子大生や30歳以下の健常女性の総点と大きな差は認められず、総点がBMIと正の相関する点も共通していた。Body Shape Questionnaire総点は妊娠中体重増加量とも正の相関があった(p<0.01)。
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