2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Study of Lesson Module Utilizing Volcano and Weather Educational materials "Mt. Sakurajima and Clouds" using with All-Sky Imaging Camera System.
Project/Area Number |
26350196
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
土田 理 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (10217325)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 科学教育 / 初等中等教育 / 火山 / 気象 / 防災 / 全天カメラ |
Outline of Annual Research Achievements |
1)全方位定点観測カメラの記録映像と気象基礎データを配信するweb型データベースの公開:平成27年は,1月12日,2月20日,3月27日,4月23日,4月28日,5月2日,5月24日については,東寄りの風と桜島噴火が観測され,全方位定見観測カメラ映像でも噴煙移流が記録されていた。平成27年8月から平成28年1月までの期間は,桜島の噴火活動が一時的にほとんど停止し,桜島の噴煙移流を全方位定点観測カメラで記録することができなかった。平成28年は,5月1日,5月21日,5月22日については,桜島からの噴煙移流と雲画像が記録されていたが,平成28年7月27日から平成29年3月24日まで桜島の噴火活動が見られなかったため,噴煙移流は記録することができなかった。 平成28年のデータについては,第19回CEReS環境リモートセンシングシンポジウムの「衛星画像と光学・レーダー観測による九州の火山噴煙の解析」報告で,全方位カメラ画像を一部に加えることが出来た。 また,気象データの著作権の問題とネットワーク接続の安全性のため,サーバへのアクセスは学内の限られたアドレスからのタブレット端末に限定している。 2)気象教材「桜島と雲」の改良と鹿児島大学附属小学校,中学校の理科授業モジュール開発:平成27年度につづき,平成28年度にタブレット端末を追加購入し,40人学級で2名ペアで使用できる環境を整えた。また現在は,PCのプラネタリウム・シミュレーション・ソフトであるアマテラスプレイヤーなどを用いないと平面画像で3次元展開を行えないため,天井吊り下げドームへのプロジェクタによる全天画像投影の環境を構築した。
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