2016 Fiscal Year Annual Research Report
Engineering ethics education improvement by application of a standardized class questionnaire
Project/Area Number |
26350200
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
大来 雄二 金沢工業大学, 科学技術応用倫理研究所, 客員教授 (40594180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安居 光國 室蘭工業大学, 工学研究科, 准教授 (40200498)
下村 直行 徳島大学, 大学院理工学研究部, 教授 (90226283)
清水 一男 静岡大学, イノベーション社会連携推進機構, 准教授 (90282681)
大場 恭子 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 企画調整室, 技術副主幹 (20367452)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 技術者倫理 / 教育品質 / 授業アンケート / 工学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最大の成果は、大学等の教育課程において提供されている技術者倫理科目で共通化した授業アンケートを全国規模で実施することにより、自らが担当する技術者倫理科目の授業品質を改善したいと考える教員に、よりどころになる定量的なデータを提供できるようにした点にある。 副次的な成果としては、次の諸点が挙げられる。 ①自らの授業から得られたデータを授業教材としても活用することにより、学生の技術者倫理への関心をより喚起できるようになった。②本研究で使った共通化授業アンケートを実施した教員同士で(あるいは外部の教員と)、授業教材や授業方法についての意見交換を行い、教材を共有することによって、より高い授業品質が実現できるようになった。③大学等の教育課程の中で、技術者倫理科目の最適配置を考えるためのデータが、部分的にではあるが、得られるようになった。④技術者倫理の教育効果をより高いものにするための教育課程の在り方を検討するためのデータが、部分的にではあるが、得られるようになった。⑤アンケート内容は、日本工学教育協会が公表した「技術者倫理教育における学習・教育目標」と整合させつつ先行基盤(c)23501028で開発されたものを簡素化した。アンケートはウェブを使ってスマホ等で回答し、集計結果をダウンロードできるようにし、回答者(学生)、実施者(教員)の負担を軽減した。 初年度(平成26年度)は共通化授業アンケートの開発を行った。次年度、最終年度(平成27~28年度)には全国規模でアンケートを実施した。大学(院を含む)と高専で本アンケートを実施したクラス数は79である。そのうち、受講者が10人に満たないクラス、実施方法が標準から外れるクラスは、分析対象から除外し、69のクラスのデータについて分析を行った。
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Research Products
(7 results)