2015 Fiscal Year Research-status Report
TALIS2013質問紙の授業実践指標を基にした理科授業ビデオ研究
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26350219
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
松原 憲治 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (10549372)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 康仁 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (30373187)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | TALIS2013 / TIMSS1999 / 理科授業ビデオ / 授業研究 / オーストラリア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に実施したTALIS2013の公開データを用いた二次分析では,日本の教員間の協力について,授業研究のなかで行われている活動が参加国平均に比べてより頻繁に実施されており,日本の中学校の実践の特徴的な姿といえることを示した。そこで本年度は日本の中学校理科授業の実践の特徴について,国外の理科教育研究者による再評価を行うことを目的として研究を進めた。具体的には,まず,日本の中学校理科授業の一般的な実践といえるTIMSS1999理科授業ビデオ研究の公開授業に着目し,授業ビデオに対して英語音声による吹き替えを行った。次に,この理科授業ビデオを用いて,オーストラリア理科教員の学会であるCONASTA64において授業研究の形式を取りながら,学会参加者に日本の中学校理科授業の実践についてその特徴の再評価を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に多少の変更が生じているが,研究自体は進展がみられるため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に一部変更が必要となる。OECD/TALIS調査ではパイロット調査として,TALISビデオスタディを実施することが決定され,日本についても本パイロット調査への参加が表明された。そこで、本研究の計画については,TALISビデオスタディの動向を勘案し,柔軟に変更を加えることとする。
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Causes of Carryover |
質問紙調査の実施を最終年度に変更したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究協力校にて質問紙調査を実施する。
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Research Products
(5 results)