2015 Fiscal Year Research-status Report
アジアにおける日本の技術者高等教育プログラムの相対的達成度と課題
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26350258
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Research Institution | Tokuyama College of Technology |
Principal Investigator |
天内 和人 徳山工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (20390502)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫛田 直規 大島商船高等専門学校, その他部局等, 教授 (10109829)
吉田 政司 宇部工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (10370024)
国重 徹 鹿屋体育大学, その他部局等, 教授 (50225174)
藤田 活秀 宇部工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (50390498)
北村 健太郎 徳山工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60380549)
一色 誠子 徳山工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80259936)
菊池 秋夫 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80353225)
高橋 愛 徳山工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (90530519)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 技術者高等教育 / 質保証 / ASEAN諸国 / 国際比較 / 達成度評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、12月にベトナム、1月にマレーシアの技術者高等教育システムに関する訪問調査を実施した。ベトナムではビンズン省東部国際大学(EIU)、VSIP技術短期大学、ツゥザモット(TDMU)大学、Ngo Thoi Nghiem高校、JICAホーチミン事務所、ベトナム日本人材協力センターを調査訪問し、ベトナムにおける技術者教育の現状に関してインタビュー調査を実施した。マレーシアではUniversiti Teknologi MARA、Universiti Putra Malaysia、Universiti Sains Malaisiaを調査訪問し、マレーシアにおける技術者教育の現状に関してインタビュー調査を実施した。調査結果に関しては、現在、取りまとめ中である。さらに平成27年度には、「山口県の産業戦略を支える技術者高等教育システム」とおうテーマで、山口県内の従業員数50名以上の全企業(803社)に対してアンケート調査及びインタビュー調査を実施し、SPSS統計解析し、分析した結果をシンポジウムを開催して発表した。その成果は、平成28年度の「全国高専シンポジウム」にて発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査予定国は、順番の変更はあったものの概ね順調に実施している。日本企業に対する定性的調査、定量的調査も研究費の関係でスケールダウンしたものの山口県内の企業が求める人材像調査を実施し、そん結果の解析を実施した。今後、さらにその結果の詳細な解析が必要であるが、当初の目的は十分に達成したものと自己評価する。今年後は、これまでの成果をまとめ、日系企業が求める人材に日本及びASEAN諸国の技術者教育システムがどの程度対応できているのか比較・検討する。
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Strategy for Future Research Activity |
今年後は、インドネシア、フィリピンの技術者高等教育システムの調査訪問を実施するとともに、これまでの成果をまとめ、日系企業が求める人材に日本及びASEAN諸国の技術者教育システムがどの程度対応できているのか比較・検討する。
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Causes of Carryover |
当初予定していたミャンマー北部マンダレー地方の調査訪問が実施できなかった。また予定を変更しフィリピンへの調査訪問を平成28年度実施に変更したため予定より少額の旅費支出となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度は、インドネシア、フィリピン、ミャンマー北部(マンダレー工科大学)への訪問調査を予定している。ただし、これら諸国の状況によっては実施が不可能となることも想定される。さらに、これまでに集めた調査結果の定性的解析及び定量的解析を予定している。また筆保証に関する学会・研究会に参加し、その成果の一部をフォーラムで発表する。
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