2016 Fiscal Year Annual Research Report
A study on learning support system to maintain and improve the motivation by realizing the Learner's growth
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26350286
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Research Institution | Takushoku University |
Principal Investigator |
佐々木 整 拓殖大学, 工学部, 教授 (80276675)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 苦手意識 / やる気 / プログラミング教育 / プロトタイピング |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで注目してきた学習者の「やる気」の維持向上についてだけでなく、やる気を阻害する要因の一つである「苦手意識」にも着目して、学習コンテンツやカリキュラム開発、実践等を行った。学習者が一度持ってしまった苦手意識を克服する、あるいは克服に向けた一歩を踏み出すための方法の検討を、情報工学を専攻する学生に対するプログラミング教育(専門科目)を具体的な対象として行った。 まず、苦手意識の調査を行い、苦手意識をもつきっかけや、学年が進む毎に苦手意識を持つ学生が増えていることを明らかにした。そこで、学習者が自らの成長を実感することで、徐々に苦手意識を軽減させ、学習者が元々持ち合わせていたであろう「やる気」を再び持たせるための授業設計とそれに基づく実践を行った。 苦手意識を持つ学生に対して、新しいことに挑戦しようという気持ちを持たせることは難しいが、既に行っている事に対しては苦手意識があるので再び挑戦しようという気持ちを持たせることも同様に難しい。そこで、学習者にとって身近なスマートフォンを取り上げ、従来のPCを対象としたプログラミング教育からスマートフォンアプリケーションアプリケーション開発に変更を行った。また、プロトタイピングツールProttを活用することで、コーディングすることなしに、スマートフォンアプリケーションアプリケーションのプロトタイプを作成し、学習者自らのスマートフォンでそれを動作させることとした。これによって、プロトタイプではなく本物を作ってみたい、という学習者の意欲が向上し、意欲的に取り組む学習者が増加した。 全体を通し、本研究では学習者のやる気を引き出したり、維持向上させたりする学習環境の構築を行った。意欲が極めて低い学習者にはゲーミフィケーションなどの効果が限定的である事を明らかにし、苦手意識の克服の方法についての検討・実践を行い、一定の効果を確認した。
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Research Products
(3 results)