2016 Fiscal Year Annual Research Report
Implementing Seamless Language Learning Environment Using Mobile Phones
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26350319
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
魚崎 典子 大阪大学, 国際教育交流センター, 特任准教授(常勤) (00721523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 広明 九州大学, 基幹教育院, 教授 (30274260) [Withdrawn]
難波 康治 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (30198402)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | シームレス学習 / ラーニングログシステム / e-book / 日本語学習 / 留学生 / ラーニングアナリティクス / 教育ビッグデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度の予定として「27年度に実施した評価実験結果を分析し、1)学習環境デザインの修正を行い、2)2回目の評価実験を実施する。」を掲げていた。 1)27年度に実施した評価実験では、シームレスな学習環境実現が不十分であったことからシームレス率をさらにアップさせるために、システム内にebookシステムを構築し、授業外と授業内の学習を効果的に関連付ける工夫を行った。 2)平成28年前期の研究代表者が担当する留学生向けのCALL教室授業での授業内でebookシステムを構築した新システムで2回目の評価実験を行った。事前事後テストの結果より学習効果は検出されたが、授業外でのシステム活用が期待ほどではなかった。評価実験の結果は2016年12月ボンベイで開催された国際会議ICCE2016にて「AETEL: Supporting Seamless Learning and Learning Log Recording with e-Book System」と題して口述発表(代理)を行った。さらに本研究の日本語論文として日本教育工学会論文誌に投稿済みである。また広報活動の一環として台湾の研究者と共にワークショップを開催し、研究成果の発表および研究情報交換を行った。さらには研究計画の段階では予定になかったが、最近注目されている教育ビッグデータを活用すべく、ラーニングアナリティクスの手法を用いてシステムに蓄積されたログを分析し、学習者に適切なコンテンツを推薦するシステムを開発し、一定の成果を上げることができた。その結果は2017年3月バンクーバーで開催された国際会議LAK2017にて「Learning Analytics in a Seamless Learning Environment」と題して口述発表を行った。
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Research Products
(10 results)