2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Web-based System for Science and Engineering Students to Explore Careers
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26350333
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
横山 明子 帝京大学, 理工学部, 教授 (70230654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 正之 帝京大学, 理工学部, 教授 (70212602)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 理系大学生 / 職業選択 / 適職発見 / Webシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の研究計画は、1.理工系学生が適職発見するための支援として必要なガイダンスモデルの検討 、および、2.そのガイダンスモデルに基づくWebシステムの実装である。平成29年度の研究の主目的は、平成28 年に引き続き、前年度までに検討したガイダンスモデルをもとにして、自分の職業に対する興味や関心にそった職業情報を検索できるようなWebシステムの実装と評価である。 まず、このシステムで使用する職業データベースを検討した結果、アメリカ国内で広く採用されている「O'net」職業データベース(2015年12月にリリースされたO*NET20.1)のデータを入手し、その職業データベースのデータ構造を解析し、使用できる項目について検討を行った。この職業データベースには約1100種類の職種があるが、そのうち全項目がそろっているのが約900種類である。 その結果、本システムでは各職種に対して、学生の職種に対する興味(ホランドの提唱した5種類の職業興味(R(現実的)、I(研究的)、A(芸術的)、S(社会的)、E(企業的)、C(慣習的)))を設定し、それに基づく一致度、職種に就くための教育レベル(中卒・高卒・大卒・大学院卒)、職種と多く関連している業界、職種の詳しい業務内容、さらに、職種に必要とされる能力の5項目を使用することとした。 さらに、このような情報を提供するシステムとして、次のような機能を備えたシステムを設計し実装した。学生が職業興味テストを受験し、その得点を入力することにより、その得点結果一致度が高い順に10種類の職種を表示する機能、それらの10種類の職種の詳細情報を何度でも探索できるような機能、そして、その検索履歴を保存する機能である。今後の課題としては、このシステムを実際の就職活動に役立てるために使いやすくするための新たな機能を追加し、さらにその有効性について検討することである。
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