2017 Fiscal Year Annual Research Report
A study on integrating flipped classroom into educational system to improve student's generic skills and learning outcomes.
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26350342
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
岩崎 公弥子 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (50345427)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 陽 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (70350957)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 反転授業 / アクティブラーニング / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、反転授業を導入し、ジェネリック・スキル向上を目的としたアクティブラーニングを授業時に実施し、その課題と効果を明らかにするものである。具体的には、反転授業のスキームを(1)授業デザイン、(2)教材開発、(3)アクティブラーニング、(4)振り返り、(5)評価の5つに分けて整理し、様々なクラス形態(小規模クラス、中規模クラス、大規模クラス)で実施した。平成26年度、27年度は、特に(1)と(2)に着目し、小・中規模クラスにおいて、教材デザイン、授業デザインについての試行を行なった。その結果、反転授業を導入することで質の高いアクティブラーニングが実施できることが明らかになるとともに、eラーニングシステムと組み合わせることで、予習動画の閲覧率が上がること、予習動画は数分程度のものが閲覧しやすい(長いものはセクションに分ける)等が明らかになった。 平成28年度、29年度は、(3)(4)(5)に着目し、アクティブラーニングとその教育効果に基づく研究を行なった。平成28年度は、情報リテラシーの学びを予習・復習の双方において補完する予習動画を制作し、平成29年度は、大学院の授業で専門分野を教授するなかで、アカデミック・ライティング向上に着目した授業を実施した。具体的には、より授業外学習が円滑に実施できるよう、LINE(コミュニケーションツール)を活用し、下記の実現を図った。 1)予習動画の閲覧を促す。 2)LINEで確認しあい、宿題に取り組ませる。 3)ルーブリックを提示し、評価させる。 アカデミック・ライティングに関わる7本の予習動画を提供しながら、上記の項目を実施することで、主体的な学びが実現された。また、予習動画を単独で提供するよりも、LINEのような学生が日常的に活用するコミュニケーションツールのなかで提供することで、より教育効果が高いことも明らかになった。
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Research Products
(1 results)