2016 Fiscal Year Annual Research Report
Integration of product customization and after-sales services: Modeling research of supply chain from the perspective of customer relationship
Project/Area Number |
26350413
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
倉田 久 筑波大学, システム情報系, 准教授 (20508428)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | サプライチェーン・マネジメント / アフターサービス / 顧客満足 / モデル化分析 / 製販連携 / 製品設計 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度には、過去2年間の研究活動を継承する形で製品個別化とアフターサービスの統合モデルの構築に努めた。論文執筆、学会発表、関連分野の有識者を招聘した勉強会・講演会を中心に活動した。 論文に関しては日本経営工学会論文誌に査読付学術論文2本を発表した。2017年1月号(67巻4E号327-337頁)は付加的機能を製品販売後にアフターサービスとして提供すべきかという本科研費プロジェクト課題の一つの解答である。2本目は消費者行動が小売品揃えに与える影響の考察であり2017年7月号(68巻2E号)に掲載決定した。 また、2つの国際大会(APDSI2016とAPIEMS2016)にて計4本の国際学会論文(査読付)を発表した。これらは科研費による計3年間の研究支援の成果である。 学会発表に関しては海外での国際大会(POMS2016大会、APDSI大会、APIEMS大会)及び国内大会(日本経営工学会の春季及び秋季大会)で計5件の研究報告をおこなった。国内外の研究者や実務家との有益な意見交換もなされ、論文作成などその後の研究活動にフィードバックされた。更には、2017年度中にはスーパーホテル株式会社の取締役、及びJフロントリテイリング株式会社の相談役というサービス業界(ホテル業と百貨店業)の著名な実務家をお招きした講演会を実施し、サービス品質や顧客満足に関する有意義な見識を知るに加え、今後のサービス産業のあり方などの意見交換も実施した。実務家との意見交換は新たな知見を得る機会であると同時に、本研究の方向性が適切であることの確認ともなりえて有意義であった。 平成28年度は本基盤研究(C)の最終年度であるが、2本の論文発表を中心に充実した活動を行えたと自負する。この経験と成果は、今後も継続するサービス研究活動に有意義に反映され、より良いサービス化社会の実現への貢献に繋がると期待できる。
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Research Products
(11 results)