2014 Fiscal Year Research-status Report
教養課程におけるマネジメント技術教育プログラムの開発に関する研究
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26350440
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
石井 和克 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (20151318)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 教育プログラム / 教養課程 / 技術マネジメント / キャリアデザイン / 4画面 / 学習プロセス / 人間価値と社会価値の共創 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はキャリアデザイン教育の専門教育に対する動機づけレベルへの影響分析を行い、以下の成果を得た。 (1)平成26年度に初年度として実施されたキャリアデザイン教育内容の整理と学生満足度および専門科目への関心度の分析としてPDCA実践力、KIT-IDEALS実践力および各学科別の専門能力達成度の自己評価シートを作成し、受講者に自己点検を実施し、卒業までの履修戦略と実施計画の検討を課題として実施した。その結果と授業満足度評価結果の分析を行った結果、前学期と後学期の受講者のPDCA実践力、KIT-IDEALS実践力には差異が確認され、向上が確認された。 (2)以上の成果は、平成27年度日本経営工学会春季大会(5月17日)および第23回ICPR(In Manila、フィリピン(8月3日-5日)で発表予定 以上
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プログラムのコンセプトに基づき、テキストおよびワークシートの準備を進め、実施初年度の平成26年度は、1クラス90分、16週を前・後学期2回開講し、1,509名、13学科、28クラスの受講生を4名の教員で担当した結果、単位取得率は91.82%であった。また、授業アンケートから、前学期に比べ、満足度およに統合得点における達成度評価結果も改善が確認された。今後、4年次進級後の変化把握に取組む必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)これまでに構築した教育ニーズの分析と学習教育目標の設定およびその評価に基づく教育プログラムの継続的改善法を基礎に、本学1年次、2年次のキャリアデザイン関連開講科目の学習教育目標の達成度および専門科目の履修前関心度(本学授業アンケート項目)の関係を分析する。 (2)上記科目の受講者満足度(本学授業アンケート項目)と教育プログラム要因(教材、教育方法など)の関係を分析する。 (3)本プログラム履修者(3年次生)の4年次修学状況への影響、特にプロジェクトデザインⅢ(4年次必修科目の年間開講科目)と就職、進学活動への取り組み姿勢の変化の調査分析を行い、1年次からのキャリアデザイン教育の相互関係を確認したうえで、教育プログラムの学習教育目標の見直し上の課題の検討とその解決法の創案およびプログラムの修正を行う。 以上
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Causes of Carryover |
消耗品支出については、学内の既存ソフトの性能評価に時間がかかり、基本仕様の最終検討案をまとめ、これに基づき、次年度に支出を行う予定。旅費等についてはプログラムの立ち上げ初年度につき授業スケジュールの関係で国際会議への参加予定が見送られた。2年目の授業スケジュールは調整を行い執行予定。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
消耗品費は、反転授業のコンセプトを取り入れた授業設計仕様に基づき、予習教材つくりおよび受講生への配信システムの試作のためのソフトウェアの調達を行う予定。謝金はIPR発表論文のジャーナル投稿に伴う英文校閲および教材作成のためのRA作業費支出を予定。旅費は国際会議への参加、発表を予定。
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