2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an image reconstruction algorithm for image improvement of ultra-high spatial resolution SPECT for molecular functional quantitation in a selected small region
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26350558
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
銭谷 勉 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (50443487)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 医療 / 生体機能 / 放射線 / 画像 / アルゴリズム |
Outline of Annual Research Achievements |
従来、SPECT撮像において、ヒトのような大きな被写体の局所領域をピンホールコリメータなどで拡大撮像した場合、データ欠損(トランケーション)が生じるため、正しい画像が得られなかった。これまでの研究で、トランケーションを許す画像再構成法が開発され、また、ピンホールコリメータの感度不足はマルチピンホールコリメータによって改善された。本研究では、局所拡大SPECT撮像の実用化を目指して、定量性、解像度、視野、画像歪の改善を目的とする。 まず、開発したSPECT用検出器が高精細光電子増倍管とフルデジタル回路から構成されていることで、ノイズが抑制され、高い固有空間分解能が実現できていることを確認でき、画像歪もほとんどないことが確認できた。また、局所領域再構成画像の定量性確保を目指して、被写体でのガンマ線の吸収の影響を補正する処理を局所画像再構成アルゴリズムに組み込んだ結果、ガンマ線の吸収の影響があった頭部程度の大きさの被写体に対しても、補正効果が確認でき、吸収補正が定量画像を得るためには有効であることがわかった。さらに、散乱線補正処理によって散乱線成分が抑制され、コリメータ開口補正処理によって解像度が改善された。その結果、局所領域拡大ピンホールSPECTにおいてトランケーションによるアーチファクトも無く、高解像度かつ定量性の高い再構成画像を得ることができた。本画像再構成アルゴリズム開発によって撮像システムの実用化が進んだ。
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[Journal Article] 123I-labeled oxLDL is widely distributed throughout the whole body in mice2017
Author(s)
A. Nakano, H. Kawashima, Y. Miyake, T. Zeniya, A. Yamamoto, K. Koshino, T. Temma, T. Fukuda, Y. Fujita, A. Kakino, S. Kanaya, T. Sawamura, H. Iida
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Journal Title
Nuclear Medicine and Molecular Imaging
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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