2016 Fiscal Year Annual Research Report
Mixed-methods study of a rehabilitation program for advanced cancer patients.
Project/Area Number |
26350595
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | リハビリテーション / 進行がん / 緩和 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、進行がん患者に対する緩和リハビリテーションの効果をミクスドメソッドにより検証し、効果のメカニズムを明らかにすることである。3つの総合病院で治療を受ける進行がん患者を対象として、リハビリテーションの介入をうけたあとにアウトカムの測定と質的なインタビュー調査を行った。 合計309名が登録された。患者の背景は、平均年齢71.2±10.8歳(mean±SD)であり、男性181名女性128名であった。主な原発巣は肺104名(34%)胃34名(11%)大腸/直腸22名(7%)膵臓22名(7%)胆管・胆嚢15名(5%)乳腺15名(5%)であった。リハビリテーションは、通常の臨床範囲内で実施し、特に回数の規定は設けなかった。アウトカムとしてはFunctional Independence Measure(FIM)の運動項目、Barthel Index(BI)を使用し、各スコアの合計値改善の有無によって群分けし、改善に関する予測因子を検討した。FIMで1例、BIで2例が転帰不明でデータが欠損していたため解析対象から外れたが、FIM改善群177名悪化群131名、BI改善群192名悪化群115名となった。 効果がある予測因子としては、FIMにおいては、緩和ケアチーム介入、骨転移による安静度制限、CRP、不安や心配、握力、担当療法士の直感、が同定され、BIにおいては、緩和ケアチーム介入、CRP、息苦しさ、握力、担当療法士の直感、が同定された。 質的研究では、【リハビリテーションを受けてよかったこと】として、〔筋肉がついて、日常動作がスムーズになった〕、〔リハビリの先生が定期的にきてくれるのがよい〕、〔リハビリを受けたことで痛みが軽減した〕が見られた。
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