2014 Fiscal Year Research-status Report
脳血管障害後のリハビリテーション介入効果の分子学的研究
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26350615
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
松田 史代 鹿児島大学, 医学部, 助教 (70437953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊間 春利 鹿児島大学, 医学部, 准教授 (10325780)
米 和徳 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40182844)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 脳梗塞 / 運動療法 / 神経栄養因子 / ミッドカイン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、リハビリテーションの視点から、リハビリテーション介入が脳血管障害後の脳の可塑性を促せるのか、脳血管障害後のMidkine(MK)の機能および神経脱落に対する神経栄養因子MKの働きについて検討するとともに、他の神経栄養因子との相互関係を検証し、神経栄養因子が神経細胞死や神経修復にどのように働いているのか検討することを目的とする。 これまでの先行研究により、脳梗塞作成後、早期から運動介入を行うと神経栄養因子Midkineの発現が高まり、行動学的・神経外科的に回復が良好であった。これらの結果を踏まえ、Midkineノックアウトマウスで脳梗塞を作成し、回復にどのような影響を与えるのか検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在、ミッドカインノックアウトマウスを飼育しているが、遺伝子スクリーニングがうまく検出できずに、採取したRNAの抽出を再検討しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子スクリーニングが順調に行い、マウスの遺伝子タイプ判別が可能になれば、ワイルドタイプのマウスとホモタイプのマウスで脳梗塞を作成し、修復過程を検討していく。
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Causes of Carryover |
ノックアウトマウスの遺伝子解析が予定よりも大幅に遅れているため、当初の研究計画予定よりも遅れているため、動物のモデル作製費用や実験試薬の消耗品代を次年度へ繰り越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
RNA抽出レベルを上げ、まずはマウスの遺伝子タイプを判別させることは何よりである。遺伝子タイプの判別が行えれば、マウスの脳梗塞モデルは過去に作製経験があり、技術も習得しているため、実験の円滑な遂行が可能である。
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