2014 Fiscal Year Research-status Report
スポーツにおける成功体験と心理・環境要因のメカニズムの構築
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26350750
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
荒木 香織 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (30409700)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | メンタルタフネス / 成功体験 / 心理・環境要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,スポーツにおける成功体験に焦点をあてることにより,それを導くアスリートや集団の心理的要因を多面的に捉えながらメカニズムを構築していくことである.その上で,環境要因を含む心理的なタフネスについて特に理解を深めることである. しかしながら,日本においてメンタルタフネスについて定義づけはされいないため,関連する分野の先行研究のレビューから特にメンタルタフネスの概念について検証をした.結果,国外の先行研究をもとに,スポーツにおけるメンタルタフネスの定義を「プレッシャー下において、対戦相手よりも一貫性があり決意、集中、自信、及びコントロールにおいて優れているため優位に立つことのできる能力」とした.しかしながら,欧米において実施された研究を参考としたため,日本人の心理特性および社会環境要因を考慮しながら定義について検証を進めていく必要がある.そのため,スポーツ心理学を専門とする研究者により定義の表面的妥当性の構築をした.同時にメンタルタフネスを多面的に捉える必要があるため、下位尺度の決定とともに,定義に照らし合わせることにより表面的妥当性の構築をすすめた.また,スポーツにおけるメンタルタフネスを測るための既存の尺度から下位尺度に見合う項目を選択した上で英語から日本語に翻訳した. 今後は尺度の妥当性構築のための質問紙調査を実施する必要がある.また,指導者及び選手へのインタビューを実施することにより,成功体験に関係する多数の心理的・環境要因について理解を深めるとともに,質問紙項目の作成の充実をはかる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
妊娠及び出産に伴う病欠,休職,産前産後休暇,及び育児休暇取得のため,計画通りに調査を進めることが困難であった.
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Strategy for Future Research Activity |
関連する質問紙の翻訳や妥当性の検証をさらに進める.また、妥当性検証済みの質問紙を使用することにより質問紙調査をすすめていく予定である.質問紙調査では得られない,勝つ経験の具体例などを指導者や選手にインタビューすることも計画としてすすめていく.
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Causes of Carryover |
妊娠及び出産に伴う病欠,休職,産前産後休暇,及び育児休暇取得のため,計画通りに研究を遂行することが出来なかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度は育児休暇のため,研究活動を一旦停止する予定である.28年度より再開の予定.
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