2016 Fiscal Year Research-status Report
スポーツにおける成功体験と心理・環境要因のメカニズムの構築
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26350750
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Research Institution | Sonoda Women's University |
Principal Investigator |
荒木 香織 園田学園女子大学, 健康科学部, 教授 (30409700)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | メンタルタフネス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の大きな目的は、スポーツにおける成功体験はどのような心理状態、認知・行動戦略、及び個人特性によって導かれるのか、そして、成功体験へと導くメンタルタフネスについて理解を深めることにある。 調査をすすめる過程おいて、個人の持ち合わせる心理・認知・行動などに着目するほか、指導者やスタッフとの関係性及び環境面の充実や満足度合いなどにも調査内容を拡大する必要を見出した。また、選手の心理的側面について理解している指導者の割合や、指導者のスポーツ心理学やメンタルトレーニングへの理解も、選手の成功体験に関係すると考えられる。 最終年度、メンタルタフネスの概念の構築とともに、環境要因についても積極的に調査することにより、スポーツにおける成功体験を広く理解することにつなげたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
育児休暇のため研究を中断した。また、所属の変更により研究の再開準備等に若干の時間を要した。29年度を査収年度として、研究成果をあげたい。
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Strategy for Future Research Activity |
研究1と2についてはさらにデータを蓄積していく必要があるため、今年度も継続的に調査をしていく。また研究3の目的である、メンタルタフネスの概念の構築については、本研究開始後も、国外における情報が更新されているため、最新の情報を取り入れるため、文献研究も同時にすすめていく必要がある。最終年度と位置づけて、精力的にとりくんでいきたい。
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Causes of Carryover |
育児休暇のため平成27年度の研究活動を停止したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
引き続き調査を継続するとともに、成果発表のため学会参加等にも使用したい。
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