2014 Fiscal Year Research-status Report
大学生競技者の生活支援マニュアルの開発:スポーツ・ライフ・バランスの実現に向けて
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26350753
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
荒井 弘和 法政大学, 文学部, 准教授 (30419460)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | デュアルキャリア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究計画に従って、2つの実態調査を実施した。 1つは、インタビュー調査である。対象者は、関東圏にある複数の四年制私立大学の体育会運動部に所属した経験のある8名を対象に、インタビューを実施した。8名のうち、選手だった者は7名で (うち2名はコーチの経験もある)、トレーナーであった者が1名であった。一人あたり60分程度の半構造化面接を行った。複数の大学体育会関係者から対象者を招集した。 対象者の属性、競技に関する情報、競技以外の生活に関する情報、競技生活と競技以外の生活との両立などのデータを収集した。データの分析については、平成27年度に入って実施中である。 もう1つは、質問紙調査である。質問紙調査の対象者は、四・六年制大学の1―3年生、短期大学の1年生で、運動部 (いわゆるサークルは除く) に所属しているスポーツ競技者で、研究参加に同意した者とした。本研究では、(1) 大学または短期大学に所属している、(2) 大学または短期大学で体育会運動部に所属している競技者に所属している競技者 (マネージャーやスタッフを除く)、(3) 26歳以上の者は除外という抽出条件を設定した。 対象者の人口統計学的データは、本研究の対象者は206名であり、四・六年制大学生が205名、短期大学生が1名であった。平均年齢 (±標準偏差) は19.78±1.03歳であった。性別の内訳は、男子87名・女子119名であった。学年の内訳は、1年生89名、2年生55名、3年生61名であった。データの詳細な分析については、平成27年度に入って実施中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した平成26年度計画どおり、2つの実態調査を実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、昨年度に行った2つの実態調査の結果を分析し、介入研究のための支援プログラムを試作する。その後、プログラムを試行する。以上は、当初の計画どおりである。
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Causes of Carryover |
情報収集のために参加を予定していた学会(日本体育学会第65回大会)に参加できなくなってしまったため。 (連名にて発表のため〔学会発表〕欄に記載)
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
昨年度参加できなかった学会に参加することを予定している。具体的には、日本体育学会第66回大会に参加する予定である。
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