2014 Fiscal Year Research-status Report
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26350777
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| Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
野村 照夫 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (60189438)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 水泳 / クロール / ストローク / 共通性 / 多様性 |
| Outline of Annual Research Achievements |
水泳選手の泳動作の共通性と多様性を巨視的な量的なアプローチにより、明らかにすることを目的とした。2014年度ジュニアオリンピック(10歳以下、11-12歳、13-14歳、15-16歳、 チャンピオンクラス)、全国中学、高校総体、大学選手権の男子50m自由形決勝(B決勝も含む)に出場した72名を対象とした。WindowsAPIとエクセルVBAを利用した自作のソフトウエアNotePlayer2を用い,15mから35mのストロークをビデオカメラでプール中央で観覧席上部より撮影した。その映像(59.94fps、1920×1080)を4倍に拡大し、4K相当の画角にて、2D-DLT解析を行った。なお、呼吸サイクルは除いた。18点のキャリブレーションポイントにおける実座標と推定座標の相関係数は0.999以上で誤差は最大でも0.1m以下であり、十分なソフトウエアの妥当性が得られた。分析の結果、泳速度と年齢に極めて高い指数関数関係(r=-0.961)が認められた。また、ストローク特性を示す25変数の因子分析(斜交回転)の結果、プル、スピード、リカバリ、コーディネーションの4因子(回転前寄与率0.928)が抽出された。さらに、各因子にける負荷量の高い項目によるクラスタ分析の結果、プル動作では、ストロークの大中小の3クラスタ、リカバリ動作では長、中、短の3クラスタ、コーディネーション動作では左右の入水間隔の長短の2クラスタが得られた。分散分析の結果、これらのクラスタ間に有意な差が認められた。したがって、一流選手は年齢と共に競技力は向上するが、ストロークには多様性が見られ、それぞれに合ったストロークを進化させる必要があると提案される。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
デジタイズのためのソフトウエアを開発し、これまでできなかった拡大映像による分析が可能になった点は意義ある進展である。クロールについて、スピードという共通性に対して、水中ストローク大きさ,リカバリ動作の大きさ,左右のコーディネーション等の多様性要因を抽出することができた。しかし,競技会の撮影コストが予定より多くかかったことやデジタイズの所要時間が多く必要である問題は残った.
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| Strategy for Future Research Activity |
これまでの巨視的なアプローチのデータをさらに増やす予定である。さらに、泳動作の共通性と多様性を検討する微視的な量的なアプローチによる研究を行う予定である.国内および地域レベルの水泳選手の泳動作を陸上と水中から撮影し,身体各部の動きの時間的・空間的共通性と多様性の有効性や分化統合を検討し、系統発生的な泳動作の変革を明らかにしたい。
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| Causes of Carryover |
前年度,競技会の撮影に予定以上の支出を要し、前倒し支払いを請求した。なるべく次年度の予定に食い込まないように配慮した。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
引き続き競技会の撮影を実現するための旅費・人件費 および系統発生的な泳動作変革の探索のための一層詳細なストロークの分析に必要な備品の取得および旅費に充てる。
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