2019 Fiscal Year Annual Research Report
An Anthropological Investigation of Gender in Women's Rugby
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26350807
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Research Institution | Morioka Junior College,Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
原 英子 (草場英子) 岩手県立大学盛岡短期大学部, その他部局等, 教授 (80180991)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 1女子ラグビー / スポーツ / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は(1)これまで蓄積した資料をもとに国内外へ発信をおこなった。(2)国内外でのフィールドワークをおこない、さらなる資料の蓄積をおこなった。以下それぞれについて記す。 (1)2019年度は2つの国際学会と1つの国内学会での発表をおこなった。①ルーマニアブカレストにあるルーマニア・アメリカ大学で口頭発表をおこなった。これは、ルーマニアと日本でおこなったスポーツのジェンダーイメージに関するアンケート調査から、女子ラグビーを考察したもので、ルーマニアと日本の比較をおこなった。②ポーランドのポズナンでおこなわれたIUAES(International Union of Anthropological and Ethnological Sciences)で口頭発表をおこなった。ラグビーが日本に導入された初期のラグビー指導書や小説、漫画等に描かれてきたスポーツを題材に、ラグビーのジェンダーイメージに注目した。現在、オリンピックをはじめ各種スポーツへの女子競技が進出している。女子ラグビーもその一つである。スポーツをめぐるジェンダーイメージの変遷について分析した。③国内のスポーツ史学会で口頭発表をおこなった。今年度は、ラグビーワールドカップが日本で開催され、サッカーとラグビーのエスニシティに関する違いが話題となった。そうした国内の人々の興味を背景に、ラグビーのエスニシティについて、台湾でのラグビーの歴史から考察をおこなった。 (2)国内外でのフィールドワークをおこなった。特に今年度は台湾ナショナルチームが日本で国際試合をおこなったため、関係者へのインタヴュー調査をおこない、台湾ラグビーと日本とのかかわりおよび女子ラグビーに関する情報を得た。また、国内外のラグビーやスポーツに関する博物館等を見学し、スポーツ全般における女子スポーツの展示についての情報を収集した。
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Research Products
(7 results)