2014 Fiscal Year Research-status Report
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26350811
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
南條 博 秋田大学, 医学部, 准教授 (70250892)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 内皮幹細胞 / 内皮細胞 / 樹状細胞 / 脳虚血障害 / 運動療法 / 血液脳関門 / 血管新生 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳梗塞を念頭においた脳虚血障害の回復を目的とし、運動療法により、脳内の血管に存在する血管幹細胞を活性化させ、脳血流回復効果を成体( マウス)で明らかにする基礎的研究に着手した。具体的には10週齢のマウスの片側内頸動脈閉塞による脳虚血モデルを作製し、障害後にトレッドミルによる適度な運動を負荷した。脳内の血管壁に存在する血管幹細胞の活性化により、内皮細胞、周皮細胞、樹状細胞への分化、増殖が促進され、虚血脳障害の修復の主役となることを形態学的および分子病理学的解析により解明したい。 本年度は50匹の脳虚血老齢マウスを作製した。その一部はトレッドミル運動負荷群として運動療法を施行中である。次年度さらに50匹の脳虚血成体マウスを作製し、トレッドミルによる運動負荷を行い、本格的な病理学的解析に取り組む予定である。 過去に作製した骨髄キメラ老齢マウスでは、脳血液脳関門に骨髄由来内皮細胞および骨髄由来樹状細胞様細胞を認めるものの、脳実質内にはほとんど動員されていない。脳虚血障害の修復の主役は、脳内の血管に存在する血管幹細胞と推察している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脳虚血老齢マウスは順調に作製されており、全体の計画に大きな変更はない。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、前年度に達成できなかった脳虚血老齢マウスの作製を継続し、トレッドミル運動負荷を行い、病理学的解析を本格化する予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じたのは、前年度に予定していた脳虚血老齢マウスの作製が数的に及ばなかったことが主たる原因である。また、十分な形態学的解析に至らなかったこともある。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
マウスの購入費用、飼育費用、免疫組織化学用抗体の購入、研究補助の人件費などに使用する。
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