2014 Fiscal Year Research-status Report
大学生を対象としたアレルギー性疾患発症因子の疫学調査
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26350829
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
柳元 伸太郎 東京大学, 保健・健康推進本部, 准教授 (30463889)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | アレルギー / 花粉症 / アトピー性皮膚炎 / 喘息 / 大学生 / アンケート |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究を実施するフィールドとなる東京大学では毎年新入生を対象にした新入生健康診断、在学生を対象にした学生定期健康診断が行われている。アンケート調査になるべく多くの協力者を得るために学生が多く集まる健康診断に合わせてアンケート調査を実施する方向で準備を進めた。アンケート調査の内容は、青年層（大学生）におけるアレルギー性疾患の発症状況やそれに至る因子を解析することを目的として作成した。既存の研究との比較を可能とするためにアンケート調査の中心にはEuropean Community Respiratory Health Survey(ECRHS, Ishizukaら, Allergy Asthma Clin Immunol。 2011;7(1):15)を，アトピー性皮膚炎については，UK Working Partyの診断基準（Girolomoniら，Allergy。 2003 May;58(5):420-5）を，花粉症（アレルギー性鼻炎）に関してはScore for allergic rhinitis (SFAR, Annesi-Maesanoら，Allergy。 2002 Feb;57(2):107-14)を，それぞれ日本語訳したものを設問とした。それ以外に、いくつかの仮説に基づいた設問を追加した。
アンケート調査はインターネットを介して実施することとしてアンケート調査のためのウェブサイトを作成した。
本研究を実施するために必要な倫理委員会の審査を受け、研究実施にかかる承認を得た。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成２６年度は次年度から本格的にアンケート調査を実施するための準備期間と位置づけていた。既知の知見や、発表されている研究成果をもとに、アンケート調査の内容を調整するとともに、アンケート調査を実施する枠組みのデザインを行った。アンケート調査の設問は広く用いられているものを取り入れることで内容の信頼性を確保した。
アンケート調査の実施方法については当初、アンケート用紙を配布して回収、データ化する方向で検討していたがインターネットを利用して実施することで、多くのアンケート回答の処理を正確に、迅速に行える見通しとなった。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成２７年度に初回のアンケート調査を実施し、アンケートの回答の解析はもとより、アンケートの実施方法についても検討を加える。より多くの協力者を得るための方策などもアンケートの実施状況を見て検討していきたい。
アンケート調査の結果は過去の研究と比較できる形で解析するとともに、新たな仮説を検証する形の解析を加える。アンケート調査自体が初回となることから解析の結果を踏まえて、次年度以降に調査項目の調整が必要になることは想定される。既に実施済みの調査との整合性を維持するために基本的には既存の設問は残し、必要に応じて新規の設問を追加することになる。
本研究はアンケート調査による疫学的な調査が中心となるが、アンケートは大学で実施する健康診断の連結可能な形で実施していることから体格や胸部エックス線検査、検体検査結果等も合わせて解析を進めることになる。
毎年実施することで一部の研究参加者については経年変化を観察することができると見込まれる。横断的な解析に加えて経時的な検討も加えていく予定である。
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| Causes of Carryover |
アンケート調査準備のための情報収集は近距離圏で実施し旅費は発生しなかった。また、アンケート調査をwebで実施することとしたため印刷等の準備費用は発生しなかった。一方で、統計解析ソフトの構成変更などで支出が見込みを上回ったこと、申請に対して実際に配分された金額に差があったこと、これらの最終的な結果、平成２６年度中には支出しない金額が生じた。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初導入予定であった統計解析パッケージのモジュールの一つは資金が不足して調達できなかった。平成２７年度配分分の一部とこの「次年度使用額」を合算して統計解析パッケージのモジュールを調達する予定である。この調整によっても平成２７年度の計画実施には大きな問題は生じないと見込んでいる。
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| Remarks |
上記webページは、研究内容の紹介なども行っているが、アンケート調査はwebで実施しており、その入り口としての役割がある。
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Research Products
(1 results)
