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2016 Fiscal Year Research-status Report

長寿県沖縄の復活に向けての基礎研究―高齢者の身体活動状況,生活習慣,健康状態―

Research Project

Project/Area Number 26350840
Research InstitutionMeio University

Principal Investigator

東恩納 玲代  名桜大学, 健康科学部, 准教授 (60710225)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉武 裕  鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (00136334)
高瀬 幸一  名桜大学, 健康科学部, 教授 (60258564)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2018-03-31
Keywords沖縄県 / 高齢者 / 身体活動 / 長寿 / 健康の保持・増進
Outline of Annual Research Achievements

本研究では沖縄県に在住する高齢者の身体活動を詳細に調査するとともに、食習慣を含む生活習慣、健康状態との関連性を検討し、沖縄県の高齢者の長寿にどの程度身体活動が寄与しているかを明らかにするための資料を得ることを目的としている。平成28年度は、約40名を対象として調査を行った。昨年度の課題であった運動施設や役場との調整は順調であったが、対象者の承諾がなかなか得られず予定の対象者数にはまだまだ届いていないのが現状である。
今年度は、健康日本21(第2次)の目標歩数を達成している者の特徴を明らかにすることを目的として、対象者数は少ないながらも解析を行った。その結果、目標歩数達成群は目標歩数未達成群と比較して、一日当たりの平均歩数は男女ともに約5000歩、低強度での活動時間は約30分、中等強度以上での活動時間は約10分高い値であった。また、目標歩数達成群は目標歩数未達成群と比較して、日常生活の活動量の減少を自覚している者、体力の自己評価が低い者の割合が有意に少なかった。さらに、自宅周辺の環境について、「日用品を買うためのお店や、スーパーマーケット、商店街などが自宅から歩いていける範囲にたくさんある」や「近所の道路には歩道がある」、「近所では交通量が多く、外を歩くことに危険を感じたり、歩くことが楽しくなかったりする」と回答した者が目標歩数未達成群で有意に多かった。このことから、本研究の対象者において、主に自宅周辺の環境が身体活動状況に影響を与えている可能性が示唆された。
次年度は、対象者数を増やすとともに、生活習慣や健康状態と身体活動との関連を検討していくことを予定している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

運動施設や役場に依頼し対象者に依頼を行ったが、当初予定の対象者数に達していないため、やや遅れているとした。

Strategy for Future Research Activity

今年度も引き続き対象者へ協力依頼をするために、高齢者が集まる場所に出向き調査および測定を行う予定である。また、対象者への負担が大きいため、今年度と同様に謝礼品を渡すことを検討する。
シンポジウムや学会などに積極的に参加し、データのまとめ方を随時検討する。

Causes of Carryover

当初予定していた対象者数を確保できず、調査用紙のデータ入力費等を使用していないためである。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度以降の対象者数を増やし、調査を行うために調査用紙のデータ入力費として使用する。また、対象者への謝礼のために使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 健康日本21(第2次)における目標歩数達成者の特徴 -運動施設を利用する高齢者を対象として-2016

    • Author(s)
      東恩納 玲代
    • Organizer
      日本生涯スポーツ学会第18回大会
    • Place of Presentation
      豊洲シビックセンター
    • Year and Date
      2016-11-05 – 2016-11-06

URL: 

Published: 2018-01-16  

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