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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Factors inhibiting exercise during the winter season in snowy, cold regions and the process by which the decrease in physical activity impairs health

Research Project

Project/Area Number 26350841
Research InstitutionHokusho University

Principal Investigator

小田 史郎  北翔大学, 生涯スポーツ学部, 教授 (70347813)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords冬季 / 季節 / 身体活動 / 運動 / ストレス / 健康
Outline of Annual Research Achievements

北海道沼田町と安平町で実施した調査結果について、身体活動量に着目して解析を進めた。身体活動量については冬季以外に比べて冬季に有意な減少を認め(86→65METs・時/週)、特に農作業従事者において著しい減少が認められた。一方、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」を満たす人の割合には、若干の増加がみられた(50→53%)。冬季のみの身体活動基準の充足は除雪によるところが大きく、除雪作業が積雪寒冷地域に在住する人の身体活動量の確保に役立っていることが伺えた。しかしながら身体活動基準を充足している人では、運動習慣者にみられたような健康感の高さや積極的な健康行動を行う傾向は認められなかった。
身体活動量の季節変動に影響する心理的・生理的背景を検討するため、年間を通した身体活動量の測定を行ったが、個人差が大きく身体活動量の増減に関して一定の傾向をつかむことができなかった。そこで身体活動量を目的変数、気温や降水量、日照時間、食事、睡眠、健康感、健康意識、ストレスなどを説明変数とした重回帰分析を行い、身体活動量や歩数に影響を及ぼす要因について検討した。全体としては有意な影響因子を認めなかったが、個人ごとの検討では、健康感や健康意識、日照時間、平均気温などの要因が抽出された。
夏季から冬季にかけての身体活動量減少に関する研究では、除雪によって12月から1月にかけて身体活動量が増加する被験者もみられたため、それ以前の9月から11月にかけての変化を検討した。この間、気温の低下や日照時間の短縮により季節性気分障害が多く認められる時期でもある。本研究においては、17名中12名においてこの期間での身体活動量減少が認められ、併せてストレス得点の有意な悪化が認められた。以上の結果から、冬季への移行期における身体活動量の減少は、環境要因やそれに伴う気分の低下が影響していることが考えられた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 北海道在住者における運動習慣と睡眠の関係性とその季節差について2016

    • Author(s)
      加藤功臣、小田史郎
    • Organizer
      日本体力医学会
    • Place of Presentation
      岩手県岩手市
    • Year and Date
      2016-09-23 – 2016-09-25
  • [Presentation] 積雪寒冷地域における運動習慣と睡眠、健康の関係性とその季節差について2016

    • Author(s)
      小田史郎、小川裕美、松野友迪
    • Organizer
      日本睡眠学会
    • Place of Presentation
      東京都
    • Year and Date
      2016-07-07 – 2016-07-08

URL: 

Published: 2018-01-16  

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