2016 Fiscal Year Research-status Report
高齢者地域における多価不飽和脂肪酸の健康維持との関連に関する研究
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26350864
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
田中 寛人 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00364084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有田 幹雄 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 名誉教授 (40168018)
佐々木 秀行 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (80205856)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 多価不飽和脂肪酸 / 自律神経機能 / アラキドン酸 / エンコサペンタエン酸 / ドコサペンタエン酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
和歌山県内の他の地域と多価不飽和脂肪酸について比較を行うことにより、当地域の特性が判明している。特にアラキドン酸の摂取量が多いことが判明している。このことは、EPA/AA比の低下につながり、当地域の動脈硬化性疾患増加につながることが危惧される。 この内容については、現在英文での投稿を行っている。 多価不飽和脂肪酸と動脈硬化性疾患既往との関係を検討したが、明らかな明らかな関連を示すことはできなかった。 自律神経機能との多価不飽和脂肪酸の検討において高齢者では、EPA/AA比が高いほど交感神経指標などが有意に低下することが示された。このことは、高齢者ではEPAの摂取をすることにより循環動態が、安定することを示唆する所見であると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
縦断研究ではなく横断研究である。動脈硬化疾患との関係を明らかにすることが困難である。また、地域特性などを示すことはできたが、疾患との関連性を示すためには、もう少し時間が必要であると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、骨粗鬆症との関連について検討中である。 また、糖尿病の発症などと関連がないかどうかを検討しようと思うが、対象例の数が少ないかもしれない。
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Causes of Carryover |
検討が間に合わなくなり、次年度に延長を申し出た。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会発表やソフト購入など
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