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2015 Fiscal Year Research-status Report

継続性運動トレーニングの実施時間帯による自然免疫増強効果の検討

Research Project

Project/Area Number 26350913
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

赤間 高雄  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60212411)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 枝 伸彦  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (50711181)
清水 和弘  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, その他部局等, 研究員 (00508286)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords樹状細胞 / 運動トレーニング / 高齢者 / 生活習慣病
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、免疫機能が低下/失調している高齢者や生活習慣病患者において、継続性運動トレーニングが自然免疫機能を増強することを明らかにすることを目的としている。昨年度は、高齢者49名(平均年齢69.5±2.9歳)を対象に日常身体活動量と自然免疫機能との関係を横断的に研究するために、ILT3 (+)、CD14 (-)、CD16 (-)、CD33 (+)を骨髄系樹上細胞(mDC)とし、ILT3 (+)、CD14 (-)、CD16 (-)、CD123 (+)を形質細胞様樹状細胞(pDC)とし、フローサイトメトリで計測した。今年度は、樹状細胞機能について検討するために、mDCおよびpDCにおけるToll様受容体(TLR4)の発現をフローサイトメトリにて新たに検討した。様々な抗体の組み合わせで検討を行った結果、フローサイトメトリによる樹状細胞上のTLR4発現の測定法を確立することができた。今後は、高齢者だけでなく、若年者やメタボリックシンドローム患者におけるmDC、pDC、TLR4発現と身体活動量の関係を明らかにし、特にメタボリックシンドローム患者において運動介入を実施する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

フローサイトメトリの結果が異常値を示すことがあり、専門業者の検査の結果、修理が必要だったために血液解析が難航した。さらに、mDCおよびpDCのTLR4発現の測定法を新たに検討するためにいくつかの抗体の組み合わせを検討しなくてはならず、その抗体が海外の受注生産だったため、納品にも時間がかかってしまった。メタボリックシンドローム患者の募集も難航しているため、医療機関や企業等とも連携し、現在、対象者集めを行っている。

Strategy for Future Research Activity

フローサイトメトリでの計測が完了していない検体について、樹状細胞機能(TLR4発現)も含めて計測を進める。また、メタボリックシンドローム患者を集めて、日常身体活動量と自然免疫機能との関係を横断的に研究し、さらに運動介入も行うことによって、縦断的な検討も実施していく。メタボリックシンドローム患者の募集は、医療機関や企業等と連携して行っていく。

Causes of Carryover

TLR4発現の測定法の確立に時間を要したため、メタボリックシンドローム患者の測定まで実施できず、対象者謝金が少なかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

メタボリックシンドローム患者の募集について、医療機関や企業等と連携して行っていく。

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Published: 2017-01-06  

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