2016 Fiscal Year Annual Research Report
Age-dependent changes of risk factors determining the survival of patients
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26350915
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Research Institution | Tokyo University of Technology |
Principal Investigator |
山本 順寛 東京工科大学, 応用生物学部, 教授 (60134475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加柴 美里 東京工科大学, 教養学環, 准教授 (80338186)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 活性酸素 / 酸化ストレス / コエンザイムQ10 / 遊離脂肪酸量 / 尿酸 / プロサポシン / 心肺停止救急患者 / 敗血症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は生死を分けるリスクファクターの見極めと,それの加齢による変化をあきらかにすることである.これまでの研究から生死を分けるリスクファクターとして血漿中酸化型コエンザイムQ10の割合(%CoQ10),遊離脂肪酸(FFA)量とその組成に注目してきた.そこで,平成28年度はこれらの指標を死に直面している心肺停止救急患者に適用してみた.まず入院時の値を同年齢の健常人と比較すると,%CoQ10,FFA量は有意に高く,FFAに対する高度不飽和脂肪酸の割合(%PUFA)は有意に低かった.これらの結果から,予想通り心肺停止救急患者で酸化ストレスが亢進していることが明確になった.つぎに,これら経時変化を最終転帰別に比較した.1週間で退院できた患者では%CoQ10が順調に減少したのに対し,死亡例では減少しなかった.早期死亡例ではFFA量や%PUFAの急激な減少が認められた.1週間で退院できた患者では血漿総コレステロール値は安定していたのに対し,死亡例では有意に減少していた.特にエステル型コレステロールの減少が顕著であり,その生成反応を触媒するレシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)活性の減少が原因と考えられた.LCATは肝臓から分泌されるため肝機能の低下を抑制できれば救命率の上昇が期待できることが明らかになった.またコエンザイムQ10が血中に分泌されることを見出し,その結合輸送タンパク質であるプロサポシンも増加することを認めた.以上の結果は J Clin Biochem Nutr誌に受理され印刷中である.敗血症患者でも同様の検討を行ない,酸化ストレスの亢進と血漿尿酸の経時的な減少を認めた(投稿準備中).健常人血漿プロサポシンレベルが加齢により増加することも認めた(投稿準備中).
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[Journal Article] Three-year follow-up of high-dose ubiquinol supplementation in a case of familial multiple system atrophy with compound heterozygous COQ2 mutations2017
Author(s)
Mitsui J, Koguchi K, Momose T, Takahashi M, Matsukawa T, Yasuda T, Tokushige S, Ishiura H, Goto J, Nakazaki S, Kondo TIto H, Yamamoto Y, Tsuji S
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Journal Title
Cerebellum
Volume: -
Pages: 1-9
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Endogenous reactive oxygen species cause astrocyte defects and neuronal dysfunctions in the hippocampus: a new model for aging brain2016
Author(s)
Ishii T, Takanashi Y, Sugita K, Miyazawa M, Yanagihara R, Yasuda K, Onouchi H, Kawabe N, Nakata M, Yamamoto Y, Hartman PS, Ishii N
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Journal Title
Aging Cell
Volume: -
Pages: 1-13
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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