2017 Fiscal Year Annual Research Report
A prospective longitudinal study of the transition from nursery school to primary school: Investigating effective support services for parents and children
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26350926
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
滝口 圭子 金沢大学, 学校教育系, 教授 (60368793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田爪 宏二 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (20310865)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 幼小接続 / 環境移行 / 発達の連続性 / 学びの連続性 / 家庭との連携 / 小学校教育 / 保護者支援 / 就学時健康診断 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29(2017)年度の研究の目的は,(1)幼小連携実践の観察を継続しつつ幼小接続における連携実践の意義と展開の方向性を分析すること,(2)前々年度(平成27年度),前年度(平成28年度)の調査対象者を含む小学校2年生とその保護者を対象とした質問紙調査及びインタビュー調査を実施し,3年目(最終年度)の基礎的データを収集することであった。まず,平成29(2017)年10月17日(火)及び18日(水)に,金沢大学学校教育学類附属幼稚園年長児と同附属小学校1年生との生活科を活用した連携活動「秋見つけ」を,学校教育学類学生5名とともに参観した。録画された活動を学生とともに振り返り,また授業担当教諭と協議をし「幼稚園教諭としての勤務経験がある小学校1年生教諭と幼稚園教諭としての勤務経験がない小学校1年生教諭との1年生との関わり方(情報提供の仕方,指示の出し方や指示を出すタイミング,声のかけ方や声をかけるタイミング,活動の組み立て方等)の違い」を検討し,その検討に基づいて「年長児と小学校1年生との連携活動において求められる活動内容と活動の提供のあり方」について分析した。次に,小学校2年生の保護者を対象とする質問紙調査では,I県A市内10校,O市内6校,計16校に調査票を配付し,計853名から回答を得た。データ分析中であるが,「子どもが小学校に慣れているかどうか」(「全く慣れていない」~「とても慣れている」4件法)の平均値は3.6(前年度3.5)であった。小学校就学前後の段差については,選択率の高い順に「少しの段差はあってもよい」55.6%(474人),「わからない」33.4%(285人),「段差はない方がよい」6.3%(54人),「その他」2.5%(21人),「無回答」2.2%(19人)となった。インタビュー調査は,I県O市内5校の小学校2年生計144名を対象に実施した。
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Research Products
(21 results)