2015 Fiscal Year Research-status Report
東・東南アジア地域におけるツバメの巣取引の多現場民族誌的研究
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26360028
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
市川 哲 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 准教授 (40435540)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ツバメの巣 / 東アジア / 東南アジア / オセアニア / チャイナタウン / 商品連鎖 |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年度は7月にオーストラリア、アデレードを、夏季休業中にマレーシアのクアラルンプールとペナンを、堂夏季休業中にベトナム社会主義共和国のハノイを、春季休業中にマレーシア、クアラルンプールとタイ、バンコクを訪問した。それぞれの研究成果の報告と大学や博物館、研究所での資料収集、チャイナタウンでの具体的なツバメの巣の流通と販売、消費に関わる現地調査を行った。さらに通常の授業期間中には日本国内にて、大学や研究機関にて関連する資料収集および国内の中国系コミュニティでの特産物の流通と販売に関する現地調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は本研究代表者の所属大学が変更したことと、新たな所属大学での海外学術調査、特にフィールドワーク調査に関する支援が十分ではなかったため、計画通りの調査をすることが出来なかった。そのため所属大学の制度の範囲内での現地調査および文献研究を行い、研究成果を上げることに努めた。
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Strategy for Future Research Activity |
2016年度は本研究プロジェクトの最終年度であるため、現行制度の下で可能な限り現地帳を行い、当初の研究計画を遂行することを予定している。またこれまでの二年間の調査研究の成果を、学術論文の執筆および国際会議での研究発表という形で公表することを計画している。
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Research Products
(2 results)