2017 Fiscal Year Annual Research Report
The development of filial piety in morality thought and the actual situation of urban families in the period of the transition to the modern times
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26370084
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
早川 雅子 目白大学, 社会学部, 教授 (70212305)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 人別書上 / 人別帳データベース / 四谷塩町一丁目 / 麹町十二丁目 / 四谷伝馬町新一丁目 / 野口家文書 |
Outline of Annual Research Achievements |
江戸町方人別書上データベースのWeb公開に向け、データチェックと文書収集分析を行った。人別書上データベースは、四谷塩町一丁目8年度分8本、麹町十二丁目3年度分3本、四谷伝馬町新一丁目2年度分2本の計13本である。データチェックは、フィールド追加、用語整理が中心である。追加フィールドは、①異動記録の原本表記、②備考欄、③修正前の原本表記、④三町間の照合記録である。①②③は、従来のデータベースにおいて「備考」フィールドに一括入力していた記録を三分割したもので、原本表記とデータ解釈とを明確に区別した。④は、三町の人別書上作成年が重なる利点に着目し、三町間を移動した世帯の記録を照合、移行追跡をした記録である。記録照合ができた世帯は、居住階層は地借、職業は店舗経営商人もしくは専門職人で、養子縁組や婿取り・嫁取りによる世代交代、分家した忰世帯への転入同居など、地借階層における世帯存続戦略が明らかになった。 用語整理では、閏月における異動年月日の表記を修正した。新表記では、①各年号に対応する西暦年 ②閏月番号001 ③閏月の日付を下二桁+30とする。異動月日不明は0000、日付不明は下二桁00である。新表記による安政4年閏5月10日は、18590010540となる。修正をExcel上で完了し、データベースソフト「FileMaker Pro」のレイアウトの統一、及びWebデザインを作成中である。 文書収集分析では、新宿歴史博物館所蔵「野口家文書」の調査をした。麹町十二丁目町役を務めた野口家に残された資料群である。同町は家守21名に対し、町屋敷数は22区画以上といわれるが未定で、人別書上分析のために町屋敷数の確定が待たれる。「積金帳」(慶応1-明治17)、「自身番地代請取通」(明治5)、「投票相談役員投票用紙」(明治16カ)等の分析、実測地図との照合により、町屋敷数24区画と結論した。
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Research Products
(1 results)