2017 Fiscal Year Research-status Report
ボーダレスな知的財産への道:グローバル文化・文学の共生ディスコースを探る
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26370301
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
臼井 雅美 同志社大学, 文学部, 教授 (00223537)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 英語圏文学 / 英語圏文化 / グローバリズム / 震災文学 / 宗教学 / 政治学 / 宗教学 / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
20世紀から21世紀にわたって発表された文学作品と社会の近代化から21世紀にかけて起こった帝国主義と植民地主義に関して、からグローバリズムとポルトコロニアリズムという歴史的変遷との相関関係を中心に、主に科学、宗教学、政治学、経済という観点から考察し、論文を発表することができた。 2017年8月にオックスフォード大学において開催されたthe 13th Women’s Leadership Symposia in Oxford (2-4 August)で”The Irony of Eugenics in Women’s Creative Activities,” 9月に台湾高雄医学大学において開催された2017 International Conference on Life Writing, Self-Representation, Medical Narrative and Cultural Memory (Sep. 29ーOct.1)で“Mother’s Suicide as Personal / Cultural Embodiment in Kyoko Mori’s Fiction and Memoirs” を口頭発表、12月京都市ウエスティン都ホテルにおいて開催された2016 International Conference on Languages, Literature and Linguistics, Kyoto, Japan (Dec. 1)では招聘講演 “Painters at War in Kazuo Ishiguro’s An Artist of the Floating World and Murakami Haruki’s A Murder of the Leader of Knights”を行い、2018年3月にロンドンで開催されたHTHPR 2018 International Conference on Heritage, Tourism, Historic Preservation and Restoration (15-16 March) において “New Trend of Tourism between Macau and Nagasaki: Migrating History and Culture of Colonialism” を口頭発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度は、世界的に権威があるOxford Symposium on Women’s Studiesにおいて口頭発表し、さらに招聘講演においては文学という枠を超えて学際的研究を多くの研究者と共有することができたことが最も大きな進展であった。また、昨年度までと同様に、欧米だけでなく、アジアにおいて研究発表をすることができ、研究の幅と様々なバックグランドを持つ研究者と交流をすることができた。 出版においても、日本の大学生や研究者だけでなく一般読者にもわかりやすく執筆した共著の出版と、インターネット等でも公開され主要研究出版として論文検索ボーダルにリストアップされている国際ジャーナルへの掲載も可能となったことも大きな成果であった。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年6月にオーストリアのグラーツにおいて開催予定の第11回MESEA学会と2018年9月にイギリスのシェフィールド大学において開催予定のBAJSにおいてグローバル文学に関する論文を口頭発表することが決定しており、著書出版も予定している
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Research Products
(9 results)